9時、起床。
パン、トースト、牛乳、紅茶の朝食。
昼前に家を出て、大学へ。
研究室にニューヨークからかわいい少女がやってきた。ジュリちゃんだ。
卒業生のアマネさん(一文、社会学専修)の娘さんである。昨年は2月、一昨年は12月にやってきた。時期はいろいろだが、年に一度、フランス人の旦那さんとアマネさんの実家に帰って来るのだ。ジュリちゃんは9歳になった。
四国旅行に行って来たそうで、どこを訪れたのと聞いたら、ミシュランガイドを片手に4県全部を車で回ったそうだが、四国があんなに山国だとは知らなかったという(大歩危小歩危の渓谷)。そして四万十川はやっぱりきれいだったそうだ。
昼食を食べに出る。ハナミズキが満開だ。
「たかはし」、いつもここに来る。
和食の定食がいいのだという。それはわかります。
アマネさんはいつも魚料理を注文する。今日は甘塩紅鮭。
最近はカズオ・イシグロの小説にはまっているそうだ。たゆたうような文体に魅了されるという。彼女は彼の小説を原書(英語)で読んでいるのだが、それで文体の魅力を味わえるというのははたいした語学力である。ちなみに村上春樹については、エッセーには魅了されるが、小説はなんどか試みたがのめり込めなかったそうだ。
ジュリちゃんはいつも玉子焼き定食を注文する。
彼女はメモ用紙をポーチに入れていて、ちょっとした時間にそこに絵を描いている。実在する友だちや空想の世界の中の住人を描いたりしている。現実と空想の世界の境界線はあいまいなようである。いや、その全体が彼女にとっては現実であり、われわれが考える「現実」は現実の一部に過ぎないのである。
私は豚肉生姜焼き定食。
お店の方も年に一度やってくる二人のことは覚えている。 アマネさんが奥さんとおしゃべりをしているところをパチリ。
デザートは「カフェゴト―」で。これもいつものコースである。私は洋梨のタルトとアイスアップルティー、アマネさんはチーズケーキとアイスティー、ジュリちゃんはチョコレートタルト。
以前はよく「変顔」を見せてくれたものだが、それは影を潜めるようになった。
片鱗は少し残っているみたいだ。(笑)。
このあと2人は原宿に買い物に。お目当てはかわいいソックスだそうだ。
残り少ない日本での日々を満喫してください。また来年いらっしゃい。
5限・6限はゼミ。今日は4年生のゼミ論テーマの発表(昨年秋に行ったライフストーリーインタビューのデータをふまえながら)。
休み時間のスイーツは4年生のYさんが用意してくれた。
ミルフィーユ状のウェハースにクリームがサンドしてあるお菓子。
終了時に集合写真を撮る。
GW明けのテキスト 講読や合宿の相談があるので3年生にはちょっと残ってもらう。昨年から導入した春学期の3年生合宿は7月7日(日)8日(月)の一泊二日で行うことに決まる。
夕食は蒲田に着いてから「そば新」で軽めにとる。
うどんにコロッケとチクワ天をトッピング。
「蒲田屋」のあった場所には建物を解体した後の残土がまんじゅう墓のようになっている。
2時、就寝。