フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月24日(月) 曇り

2023-04-25 12:51:19 | Weblog

7時45分、起床。

ロールパン、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『らんまん』。高知に戻った万太郎は植物学のことはもうやめて、これからは造り酒屋の当主として精進するとみなを前に宣言する。万太郎は無理をしている、自分を偽っている、と竹雄にはわかる。おそらく姉も、母さえも、わかっているだろう。それぞれの思惑が交錯する週になりそうだ。

昨日のブログを書いてアップする。

11時半に蒲田駅で卒業生のメグさんと待ち合わせ「リトルミトン」へ行く。彼女は私が早稲田大学で教え始めた頃の学生の一人で、証券会社で働いている。今日は有給をとって横浜の方からやってきてくれた。

店内のテーブルも空いていたが、開放感のあるテラス席に座る。彼女と前回会ったのはコロナ禍の前、2019年の8月だったから、3年8カ月ぶりである。「月曜日は原稿をお書きになる日ですよね」と彼女が言った。はい、基本形はね。でも、私の日常生活の構造は硬直的なものではありません。今週は水曜日に会議の予定がないので、火曜日に原稿を書いて、水曜日に収録をすればよいのです。

私はキャロットケーキとバナナケーキとアメリカンコーヒー。彼女はソーセージパイと紅茶。

キャロットケーキは人気メニューのようだが、注文するのは初めて。バナナケーキは本来のサイズのものではなく、半端に残ったものをお買い得価格で。

お土産をいただいた。バースデープレゼントでもあるらしい。ありがとうございます。私のショルダーバッグには入り切らないので、自宅に寄って置いていくことにする。「リトルミトン」には1時間ほど滞在した。

チャイが玄関先に出て来たので、メグさんに抱っこしてもらう。彼女は私のブログの愛読者で、チャイのことはよく知っている。実物のチャイを抱っこできて大喜びである。チャイは人見知りをすることもなく、おとなしく抱っこされている。

セルフタイマーを使って玄関先で写真を撮る。実物のチャイに触った人には幸運が・・・招き猫かな(笑)。

二軒目のカフェは池上の「ハナコーヒー」をめざすして、呑川沿いを散歩する。歩きながらの話題は相続税対策(!)。一緒に暮らしておられるお父様(私より5歳ほど年長)はまだまだお元気なのだが、証券会社にお勤めの彼女は先々生じるであろう相続問題(平たく言えば、税金でもっていかれる額をいかに小さくするか)について一般の人より知識と熱意がある。私の娘より一回りほど年長の彼女の話は私にも有益なものであった。

途中、養源寺に立ち寄る。花の寺として知られている。

いまは丘の斜面に植えられたツツジが見頃である。

「ハナコーヒー」に到着。彼女はここは初めてだが、ブログの写真ではよく見ていて、「ああ、ここが・・・」と言った。TVドラマのロケでよく使われるカフェに来たときみたいに。

古き良き時代のアメリカのコーヒーショップのイメージである。

先客が一組いたが、お気に入りの席は空いていた。お気に入りのカフェにはたいていお気に入りの席ができる。しかし、そこが空いていることが多いということは、私のお気に入りは必ずしも他の客のお気に入りと同じではないということを意味するだろう。好みは人それぞれというのはよいことである。お気に入りの席をめぐる争奪戦が過熱しないから。

私は玉子サンドのセット(紅茶とミニカステラ)。彼女はぽーぐエッグマフィンのルイボスティー。

玉子サンドとポークエッグマフィンはシェアして食べた。

空いている時間帯だったので、マダムとおしゃべりをして写真も撮らせていただいた。「ハナコーヒー」はせフルサービスの店で、マダムは基本的に厨房の中にいる。

マダムも「お撮りしましょうか?」とわれわれの写真を撮ってくれた。統計をとっているわけではないが、こういう立ち位置の場合、女性は首を内側に傾けることが多い。もちろん真っすぐの人もいる。しかし、外側に傾ける人はめったにいない。いや、一度もないかもしれない。私は・・・基本真っすぐで、たまに内側に傾けるかな(笑)。

「ハナコーヒー」には1時間ちょっと滞在した。

三軒目のカフェは彼女はまだ行ったことのない「燈日」にしようかと思ったが、インスタで調べたら今日はお休みであった(不定休なのだ)。それで蒲田西口のアーケード(サンロード)街にある「テラスドルチェ」にいくことにした。ここは私の普段使いのカフェで、あまり卒業生を連れて行くことはないのだが、いま世間では人気のある「昭和の(な)喫茶店」である。親子二代でやっているので、年中無休である。今日は二代目マスターのお父さま・お母さまが店に出られていた。

この店の売りはサイフォンで淹れてくれるコーヒーである。サイフォンを客のテーブルに持ってきて、店の方がカップに注いでくれる。ローストビーフを客のテーブルの横で切ってくれるパフォーマンスに似ている。でも、コーヒーを注文したのは私だけで、コーヒーの苦手なメグさんは紅茶を注文した。

スイーツは二人ともプリン。ケーキはちょっと重い、でもスイーツはほしいというときにプリンは相応しい。ちなみにスイーツはほしいが、固形物は重いというときには、私はココアを注文することにしている。

「テラスドルチェ」には1時間ほど滞在した。時刻は4時半。ちょうどよい時間である。今日巡った三軒はどれも彼女にとって「初めての店」であった。そういうリクエストは多い。でも、いくら行きつけのカフェが多い私とは言え、ずっとそのリクエストに応え続けることはできない。私はあまり新規開拓に熱心な方ではないからだ。行きつけのカフェと疎遠にならないように(あまり間隔が空かないように)気を遣いながら、繰り返し通うタイプなのだ。

メグさんとの次のカフェがいつになるかはわからないが、まだ多少「初めての店」のストックはあるかな(笑)。

帰宅してしばらくして、お向かいのMさんがまたお庭で獲れたサクランボをおすそ分けに来てくださいった。

サクランボを別の容器に移して冷蔵庫に入れてから、サクランボの入っていた器を洗って、拭いて、そこにメグさんからいただいたばかりのお土産をおすそ分けにして、妻がMさんのお宅に返しに伺った。普段、ご近所づきないなどしない大学生でも、空の器を返すというのは「それはないだろう」という感覚は理解されると思う。そう、「おすそわけ」という贈与の交換こそが社交には大切なのだ。社交の「交」は交換の「交」である。そこで交換されるものは物に限らない。むしろそこに添えられる「言葉」(さきほどはありがとうございました)が大切なのだ。こういうことを「めんどくさい」と思うところから地域社会の砂漠化は始まるのである。(演習「現代人と社交」の受講生のためのミニ講義でした。)

松本市議会議員選挙に立候補した「栞日」の店主の菊地徹さんは、見事、トップ当選を果たした。おめでとうございます。松本の文化の発展のためこれからもご尽力下さい。彼にとっての松本の文化とは松本に住む人、松本を訪れる人が交流を通して生み出していくものであり、そういう交流をしやすくする土壌作りを意味している。こういう人がひとりでもふたりでも市町村議員になることで地域社会は潤いのあるものになっていくだろう。

夕食は豚肉生姜焼き、鮪と昆布の佃煮、大根の味噌汁、ごはん。

食事をしながらNHK杯将棋トーナメント一回戦、千田七段対出口七段戦(録画)を観る。千田七段は解説の聴き手の女性棋士から「今日はどんな将棋を指したいですか?」と聞かれ、「後手番なので最初の一手を先に指さないように注意したいと思います」と答えた。何のことが一般の人にはわからないだろうが、昨年12月、彼は順位戦(B級1組)という棋士にとって極めて重要な対局で後手番なのに(勘違いして)最初の一手を指してしまい、即反則負けという衝撃的は事件を起こしていたのである。「後手番なので最初の一手を先に指さないように注意したいと思います」という受け答えは彼一流のリップサービスだったのである。将棋は出口七段が勝ったが、私は千田七段のファンになった。

本日提出されたレビューシートのチェックを終えてから、『街とその不確かな壁』の第三部、そして「あとがき」を読んだ。きっとこれから読もうとしている人もいることだろうか、内容に踏み込んだ感想はここでは書かない。2つよかったことがある。第一に、近年目の具合が悪くて長い小説(本)はもう読めないかもしれないと思っていた私だが、それが読めたこと。第二に、村上春樹が長年(40年くらいの)の「宿題」についに決着をつけられたこと。彼が「あとがき」を書くことはきわめて珍しいが(文庫版ではなく単行本ではもしかして初めて?)、そのことが彼にとってこの小説がもつ重要性を語ってあまりあるものである。

裏表紙の裏に「69才 春」と記入して、本を閉じた。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


4月23日(日) 晴れ

2023-04-24 11:08:04 | Weblog

8時半、起床。

ロールパン、ソーセージ、目玉焼き、牛乳、紅茶の朝食。

食事をしながら『古カフェ系はるさんの休日』(録画)を観る。本放送は木曜日の夜10時半からなのだが、録画して週末の朝食のときに観るのが一番しっくりくる。今回のカフェは長崎県波佐見市の「モンネ・ルギ・ムック」。古い陶器工場をリノベしてカフェにした。

波佐見市は陶器の町だが、昔は隣接する有田の一部という扱いを受けていたのが、原産地を明確にするという時代の流れの中で、有田焼という名前は使えなくなり、それがかえってよい方向に(独自のモダンなデザインの陶器の開発)つながった。

昨日のブログを書く。

ブログをアップしてから妻と投票(大田区知事と大田区議会議員)に出かける。その前にちょっとチャイの散歩。

「ティファニー」という名前の大きな赤い薔薇が咲いた。

じゃあ、行ってくるよ。

家を出るときに誰に投票するかは決めている。

投票所は空いていた。投票率は低いだろう。

投票の帰りに「ミンシャオ」でランチ(バインミー)を食べて帰る。

帰宅してコーヒーと柿の種を用意して、。

『街とその不確かな壁』の続きを読み始める。ようやくまとまった読書の時間をとれた。平日はどうしてもその日のタスク(原稿書き、オンデマンド講義の収録、会議、授業およびその準備など)を終えてからでないと小説を読もうという気持にはなれないものである。必然的に寝る前のわずかな時間の読書となる。

2時間ほど書斎で読んでから、本を持って散歩に出る。

「リトルミトン」に顔を出す。ショーケースには焼き菓子はほとんど残っていなかったが(たくさんお客さんが来たんですね)、「いま、スコーンを焼いているところです。20分ほどで焼き上がります」とお店の方が言ったので、本を読みながら待つことにした。

スコーンが焼き上がった。焼きたてのスコーンは何も塗らずに食べても美味しい。紅茶はアールグレー。

閉店の20分くらい前に店を出る。

西の空に浮かぶ三日月の上に金星が光っている。手前に写っているのは木である(ムックではない)。

夕食は広島菜チャーハン、手羽中、サラダ、味噌汁。

夏ミカンの入ったサラダである。

食事をしながら『どうする家康』をリアルタイムで観て、続いて、『ラストマン~全盲の捜査官』の初回をリアルタイムで観た。面白い。継続視聴決定である。

『街とその不確かな壁』第二部を読み終わる。残りはわずかだが、それは明日の楽しみにとっておこう。

レビューシートのチェック。日曜日は少ないかと思いきや、けっこう提出されていた。

風呂から出て、『山下達郎のサンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら、今日の日記を付ける。ボブ・デュランの『時代は変わる』やクリス・モンテス『愛の聖書』などがかかる。懐かしくもあり新鮮でもある。「変わった声」のシンガー特集なのだが、最後に山本リンダ『こまっちゃうナ』(1966)がかかったのには笑った。私が小学6年生のときの大ヒット曲(彼女のデビュー曲)である。

1時45分、就寝。


4月22日(土) 曇り

2023-04-23 13:12:54 | Weblog

8時半、起床。

ロールパン、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。ロールパンは食パンよりも高さがある。トースターの電熱線に近い。気を付けてはいて上の方が焦げてしまう。

食事をしながら『ドキュメント72時間』(再放送)を観る。岡山県備前市にある24時間営業のドライブイン「大阪屋」が今回の舞台。長距離トラックの運転手が多く立ち寄る。トラック運転手たちの語りもよかったが、彼らが食べている食事もおいしそうだった。ホルモンうどん、スタミナ定食、八宝菜・・・私は車を運転しないが、近所にあったら絶対に食べに行きたい。

玄関前の薔薇が咲き始めた。

昨日のブログを書く。ほぼ書き上げたところで消えてしまった。ナンタルチア!

11時半に蒲田駅で卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)と待ち合わせ、「リトルミトン」へ行く。この時間であれば土曜日でも座れないということはない。テラス席も空いていたが、昨日が暑かったせいか、今日は涼しく感じるので、店内のテーブル席を選ぶ。

彼女は一月ほど前に西葛西の実家を離れて、武蔵小杉の近辺で暮らし始めた。新生活の様子を聞く。

私はキッシュとサラダとアメリカンコーヒー。

デザートはヘーゼルナッツのチョコレートのマフィン(写真を撮り忘れたので、別の日に撮った写真で代用)

レイナさんはソーセージパイとサラダと紅茶。

デザートはニューヨークチーズケーキ。(この写真は彼女が自分のカメラで撮った)

スタートからガッツリ食べないで、縁日の露店を食べ歩くようにカフェ巡りをするというのが最近の流儀である。

「リトルミトン」には1時間ほど滞在した。

二軒目のカフェは池上の「ハナコーヒー」。

土曜日のこの時間(1時半ごろ)にしては空いている。

私は玉子サンドのセット(紅茶とミニ台湾カステラ)。玉子サンドは二人で食べる。

レイナさんはフローズン台湾カステラのアイスサンドとコーヒー。

彼女はインドに本社のあるIT企業に勤めている。就職6年目に入るが、プロジェクトのチームリーダーを任されるなど、頑張っているようだ。先日も就活学生向けの広報番組に出演して、あれこれ語ったそうである。

「ハナコーヒー」には2時間近く滞在した。最初、空いていた店内もわれわれが出る頃には客でいっぱいになっていた。

本門寺参道の霊山橋の近くに「ブックスタディオ」がある。レイナさんが案内看板に気づいた。

「並んでいるのでしょうか?」とレイナさんが言った。いいえ、店の前のスペースも店の一部さんです。

ここはラックのボックスの一つ一つの個人本屋さんなんです。店番はその本屋さんが輪番制でやっているのです。

昭和30年代の大田区の街の写真集を手に取るレイナさん。私が写真の解説役を務める。私は昭和29年に蒲田に生まれたので、その時代は私の子ども時代と重なっている。

小寺の一つ、中道院。ここは早咲きの白梅が有名だが、境内には季節の折々の草花が咲いている。

紫のこの花は・・・

スマホで写真にとって画像検索をしたら「紫蘭」と判定された。白い花もあったが、それは「白紫蘭」というそうだ。それってちょっと無理のあるネーミングではないだろうか(笑)。

彼女はカメラ(オリンパスペン)を今日は持ってきている。

こちらの花は「勿忘草」である。「わすれなぐさ」という言葉が美しい。慎ましいたたずまいの花にピッタリだ。

本門寺の階段を登る。

仁王門をくぐると、大きな柱が立っている。千部会法要が行われるのだ。千部会法要とは、立教開宗を記念して法華経全巻を読誦する報恩法要のことである。4月27日から3日間行われる。

大堂の扉が一部だけ空いている。今日は涼しいので風が入って来ないようにするためかと思ったが、閉門の時間(午後5時)まであと1時間ほどになっているからのようである。「ハナコーヒー」に長居しすぎたかもしれない。

今日の本門寺公園にはずいぶん子ども多いなと思ったら、バーベキュー広場にたくさん人がいた。そのグループの子どもたちなのだろう。

本門寺公園は山の斜面にあるので、立体的というか、歩いていて風景が変化するのがいい。

こども広場のベンチで。

その子ども広場にいた女の子にレイナさんが突然「〇〇ちゃん?」と話しかけたのでびっくりした。彼女のいとこ(お母様の妹の子ども)で、一家で公園に遊びに来ていたのだ。西馬込にお住まいとのことで、ときどきここにはいらしゃるそうだ。私のことは「大学時代の先生」と紹介された。レイナさんが「大学時代の先生」と時々カフェ巡りをしていることを叔母様はご存じなので、笑顔で挨拶される。

そのとき叔母様が撮って下さったわれわらの写真。ありがとうございます。それにしても世間は狭いですね(笑)。

レイナさんのポートレイトを何枚か載せておきましょう。

レイナさんが着ているスプリングコートは叔母様からいただいたものだそうである。

コートを脱いでもらって、新緑の中、軽やかな感じで。

子ども広場の横の弁天池の噴水を背景に。

時刻は4時半になっていた。最後のカフェに行きましょう。

本門寺のそばの古民家カフェ「蓮月」に行く。お昼前後は行列ができていたりする人気店だが、この時間だと空いている。

以前は蕎麦屋「蓮月庵」であった。

入口横の土間部分の席が空いていた。私が一番お気に入りの席である。隅の席なので、横を他の客が通ることはなく、落ちついた空間になっている。

窓辺に並べられた小物も面白い。

二人ともホットレモンを注文する。

1時間ほど滞在し、あれこれおしゃべりをした。今日はいつにもましてたくさんおしゃべりした気がする。

彼女とは蒲田駅の改札で別れた。また会いましょう。

今日は一日薄曇りの天気だった。

ただいま、チャイ。玄関を上がる前にチャイを抱っこして近所を散歩する。

お隣のNさんが「チャイちゃ~ん!」と出て来られる。ちょっと抱っこしてもらう。チャイは喜ぶでも嫌がるでもなく、これもご近所づきあいだと心得ているようである(笑)。

『福山雅治 福のラジオ』を聴きながら、昨日のブログを書いてアップする。

夕食は焼鰺、玉子とベーコンとチンゲン菜の炒め、ゴボウの鶏肉巻き、茄子の味噌汁、ごはん。

食事をしながら『unknown』の初回(録画)を観る。高畑充希が吸血鬼一族の娘で田中圭が警察官というのは『ルパンの娘』と設定が酷似している。ただ、今回は、田中圭の方も深刻な秘密を抱えているようで(具体的に何かは今日は明らかにされなかったが人が死んでいる)、そこが大きく違う。

レイナさんからいただいた焼き菓子を食べる。

パイナップルの入ったやつを食べる。

今日撮った写真の整理をする。

本日提出されたレビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

寝る前の30分ほど『街とその不確かな壁』(43章と44章)を読む。

1時半、就寝。


4月21日(金) 晴れ

2023-04-22 19:15:31 | Weblog

8時20分、起床。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

ソーセージは通常2本なのだが、今日は3本。これはお腹が空いているからという理由によるものではなく、袋の中に3本残っていたからだ。シャウエッセンは6本入りで、2本、2本、2本と3回で食べ切るサイクルなのだが、ときに妻が料理に3本使うことがあり、そのサイクルが破綻する。それを修復するべく3本食べる朝があるのである。日常生活の構造はこうした破綻と修復によって維持されるのである。オンデマンド授業「日常生活の社会学」の受講生がこのブログを見ているかもしれないので、モーニングサービス的なミニ講義をしてみました(笑)。

本日の『らんまん』。万太郎は博覧会の露店で出会った寿恵子に一目ぼれし、高知に帰る前にもう一度会いたいと願い、それを叶えることができた。これでもう思い残すことはない。自分は高知で酒屋の店主になるのだと自分に言い聞かせて高知に戻ることになる。さて、これからどういう事情で、どういう状況で、二人が再び会うことになるのだろうか。

昨日のブログを書いていると、玄関のチャイムがなり、お向かいのMさんがお庭で獲ったサクランボをおすそ分けに来てくれた。ありがとうございます。

チャイには食べられないよ(たぶん)。

甘さには乏しいが、見ているだけで美しい。木の上の方の実は野鳥に食べられているが、Mさんご夫婦はそれでよいと思っている。野鳥たちにもおすそ分けしているのだろう。

12時10分に予約している歯科医院へ行く。歯根の治療は今日で終わりですと医師が言った。だといいけれど、と私は思った。

「まいばすけっと」で私の常備食(お茶受け)の明治のストロベリーチョコレートと亀田の柿の種を買う。

1時半頃、家を出て大学へ。今日はゼミのある日。

東京駅での乗り換えのとき、オアゾビルの地下街にある「うにとぼんた」で昼食を食べる。前から気になっていた店だが、入るのは初めて。

この店の看板メニューはウニ丼なのだが、2500円とランチでは手が出ない。ランチメニューの黄金ちゃんぽん(1350円)を注文する。濃厚なクリームスープはうにの風味がする。「最初はこのまま召し上がって下さい。次に生クリームを追加して、最後のガーリックオイルをかけて召し上がってください」と言われる。言われるままにした。美味しいですね。サイドメニューでおにぎりを頼んで(注文されてから握るそうである)食べるのもよかったかなと、食べ終わってから思った。

4限(午後3時5分~)は3年ゼミ。テキストで取り上げる章と担当するグループを決める。春学期は社会学の勉強をする。

4時を過ぎた頃、4年生も合流し、今後のスケジュールを確認してから、教室で懇親会。

いくつかのグループに分かれて、お見合いパーティーのように席替えを何度かしながら、全員が全員と話ができるようにした。

お菓子と飲み物は4年生が準備してくれた。

ケーキは私はラズベリーソースのかかったやつを選ぶ。

懇親会は2時間ほど(6時くらいまで)。今回の懇親会にかかったお金は15000円ほど。一人当たり500円というところである。サラリーマンたちでごったがえす馬場のお店でやるよりは、(コロナ対策の点で)安心で、安価である。また折を見ていたしましょう。

研究室で雑用を片付けて7時頃に大学を出る。

蒲田に着いて、「ちよだ鮨」で握りをテイクアウト。

『おとなりに銀河』(録画)を観ながら食事をする。

本日提出のレビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

 月曜日に原稿を書いて

 火曜日に収録をして

 水曜日に会議に出て

 木曜日に(大学院と学部の)演習をして

 金曜日にゼミをして

 土曜日に(卒業生らと)カフェ巡りをして

 日曜日はのんびりすごす

 これが私の一週間の基本です。(BGM流れる)

1時、就寝。


4月20日(木) 晴れ

2023-04-21 11:44:13 | Weblog

8時、起床。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『らんまん』。博物館を訪ねた万太郎はそこであこがれの植物学者、野田基善(田辺誠一)と対面する。ずぼらな感じだが、植物を語るときの情熱的な語り口・・・「学者」ってこういうイメージなのだろうな。万太郎とはたちまち意気投合する。その様子を窓の外から複雑な思いで見つめる竹雄。自分が使える酒屋の当主は一体どこに向かおうとしているのだろと。

10時半に家を出て、大学へ。木曜日は2限(10時40分から)に授業がある。

時間に余裕をもって家を出たのだが、京浜東北線が信号機の故障のため20分ほど遅延する。早稲田駅に着いた時点で10時35分。コンビニで昼食用のおにぎりを買い、それを持ったまま(研究室に立ち寄らないで)教室へ。

現代人間論系専門演習「現代人と社交」は次の3つのテーマの中から一つを選んでもらってレポート作成&発表をしてもらう。①サードプレイの典型であるカフェのフィールドワーク、②カフェ以外のリアル空間でのサードプレイスのフィールドワーク、③非リアル空間(ネット空間)でのサードプレイスのフィールドワーク。テーマごとに場所を分かれて座ってもらった上で、さらに個人研究で行いたいか、グループ研究で行いたいか希望を聞く(昨年度まではコロナの時代だったこともあり個人研究でやっていた)。けっこうグループ研究を希望する者がいる(40%くらい)。「社交」に関心がある学生が履修しているだろうことは予想できるが、その関心とは「社交は苦手だが興味はある」というのが多数派ではないかと推測する。グループ研究というのは一種の社交である。それを実践してもらいたい。

昼食は研究室でコンビニおにぎり。外に食べに行っている時間はない。

食べながら、昨日のブログを仕上げて、アップする。

3限は大学院の演習。受講生は3名(M1が2名、M3が1名)なので、研究室で行う。学部のオンデマンド授業のテキスト『ライフストーリー分析』を使って、少人数の対面授業でインテンシブに行う演習になるだろう。

4限は研究指導。GW明けに準備された報告をしてもらうことにして、今日は雑談。

MM準備室の方に研究室のIPアドレスの変更に伴うルーターの再設定をサポートしていただいた。ありがとうございました。

4時半頃、大学を出る。帰りの電車の中で読む本がなかったので(そういう状況というのは落ち着かないものである)、「文禄堂」(あゆみブックス)に寄って、本日発売の『NHK短歌』5月号を購入しようと思ったら、売り切れだった。人気があるというよりは仕入れの数が少ないのだそうである。それで蒲田の「一二三堂」でいつも買うことに決めている『NHK俳句』5月号を購入した。「一二三堂」では短歌の方を購入することにしよう。

 葉桜の中の無数の空さわぐ 篠原梵

 そら豆はまことに青き味したり 細見綾子

 バラ園のホースの水を天に放つ 栗田やす

蒲田に着いて、「一二三堂」で『NHK短歌』5月号を購入。店主さんから「俳句の方はよろしいんですか?」と聞かれたらどうしようと思ったが、聞かれなかった。

 中庭に薔薇を育てて来し光ゆるやかに薔薇の枝を曲げたり 香川ヒサ

 水母より小さき命宿したる女人青ざめ地下鉄に坐す 高野公彦

 祖父は父を父はわたしをわたしはわたしを殴って許されてきた 田村穂隆

「ルージュブランシュ」に寄って行く。

レアチーズケーキとアイスティーを注文。

今日は店内は静かであった(店主さんはテラス席で業者の方と商談をされており、キンプリファンの客もいなかった)。

ただいま、チャイ。玄関を上がる前にチャイを抱っこして近所をぶらぶらする。

私の希望で夕飯は妻と食べに出る。

「ルージュブランシュ」の並びにある「バインミー・シンチャオ」。ここで麺が食べようと思う。

カウンター席だけでなく、

対面のテーブル席もある。こちらに座る。

お店の方に聞きながら注文するものを決める。

妻は牛肉のフォーとライチとオレンジのジュース。

私はチキンのミークアンとライチとオレンジのジューズ。えびせんと香草サラダが別皿で。

ミークアンはきしめんに似た幅広の麺である。ベトナムでもダナンの辺りでよく食べられているそうだ。

ごちそうさまでした。

帰宅して『プレバト』をリアルタイムで観る。

オンデマンド授業「日常生活の社会学」の二週目が今日から始まった。初日に届いてレビューシートは26通。1割に満たない。

万歩計の数字が九千台だったので、近所をちょっと歩いて、一万台に乗せる。昨日の「0」が歯の抜けた櫛のようである。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

寝る前に『街とその不確かな壁』を読む。

1時半、就寝。