
さあて、四万温泉 積善館 ただし湯治部(けち)・・・こちらの一番の特徴はなんといっても朝夕の食事がサービス扱いだ、ということです。つまり宿泊料金は5000~7000円だが、食事はお宿のキモチです、と!つまり無料!!!期待してはいけない、とは思いつつも前回(もう3年ほど前になるでしょうか)赴いた折には、たしか夕食、朝食ともにモンク言えない満足すべきレベル(お弁当ですけどね)だったのですが、今回の食事がすごかった~・・・
チェックインのときにご案内があったのですが、本館(湯治棟)のコンセプトを少し変えて、「湯治」に特化して食事を見直してみた由…へええ~、とそのときはぼんやり聞き流したのですが、栄養士、それも管理栄養士さんを入れて献立を組ませる他に、塩分を1食あたり3g・・・これね~、塩分控えめがヨイってな~、わかるんですけれどねえ・・・ツライ!!というのがホンネ。
サービスで出してんだから、といわれればそれまで。その通りでございます。リッパなんてえもんぢゃない。今日び有り得ない良心のカタマリだ!けれど「まずい~(ここエコーがかかる)」。病院食そっくりの味付けはさっすが「管理」栄養士サマだ(爆)!入院したくなけりゃあこれでも食べな(爆)というメッセージがきこえてくるようなインパクトのない独特の味付けは全国共通だ!すごかったのが朝食。まあ大体が焼いたお魚に玉子料理、カップ入りアヤシゲ納豆、味付け海苔などなどで「定番」が形成されて、それなりの満足感が得られるはずなのですが、全体的な薄味、というか「味なし」のおかげで、病院食そのものとキタ!!私もお料理をさせていただく側の人間ですからして、出されたものは残さずいただく、というのがキホンですけれど、これだけはダメだった~(涙)。私の周囲は70代の入院歴これでもかの歴戦のツワモノたちが集合しておられましたので、反応をうかがっておったのですが、みなさま終始無言(爆)・・・ううむ、懐かしいんだろうなあ、と(爆)。健康食のつもりで管理栄養士献立・・・いいんですけどねえ(きっぱりとはいえない)・・・
高血圧でぶっ倒れて長期療養、ののち退院して親戚一同と温泉に繰り出す、というパターンの方以外にはとてもぢゃないがオススメできない「味わい深い」お弁当は一度は食べておけ、と(爆)。まあ、あの不味さですと、すぐにコンセプト変えざるをえない、と思われるので、1年後くらいに再訪してみるといたしましょう・・・
でも前回のお弁当はフライや唐揚げにソースやドレッシング(給食で使ってるQPの袋入りのやつ)ぶっかけてメシかっこむ、というのが異様に美味しく感じられたキヲクが蘇ります…(カラダに悪いだろう)普段の食生活を見直すきっかけに、というお宿からのメッセージが伝わるのですが、温泉宿に泊まる、なんてえのはハレとケでいえば、間違いなくハレ!客が期待するのは健康よりも美味しさなのではないかな、と。
それくらいの不味さで、極上の温泉とは対極の「病院食」。これを楽しめないようではまだまだ修行が足りませんことよのう・・・いっぺん入院してみれば、との諸先輩がたからの忠告がきこえてくるようでございます・・・以下痔号