嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-8 ジョンロブのブランディング

2013-01-30 20:19:25 | 履き道楽
Tumblr_mgx4n38lrl1r1w31so1_500さて、ここまで読まれたかたは、アンタのようなケチがどうして、本国の売り場に直接掛け合わずに、バイヤーなんかにお願いするんだい、と思われたことでしょう。

さよう、語学は私のもっとも得意な分野ですし、英会話だなんて教室もって教えていたくらいだ(とほひめ)。インターネットがデンワ並みかそれ以上に普及した昨今、たとえ通販専門サイトなどなくともお店とのコンタクトさえ取れればネット経由で通販を、というのは誰でも考えますし、じつは可能。

しかもモノがジョンロブとなった場合には尚更!日本国内の直営店舗の店頭小売価格ははっきりいって世界一高い(きつぱり)。クルマと違って、保証などほぼいらないクツの場合には正規ディーラーの存在意義はずいぶん違います。

じっさい私もイギリス国内の各店舗にコンタクトをとって実勢価格の調査を行ってはきたのですが、いざ注文、という段階になりニッポン国内の住所なりメアドを告げますと、イキナリメールがジョンロブ・ジャパンに転送されるらしく(脱力)、どうやらクツの個人輸入はジョンロブに限っては厳しく規制されている模様。

いうまでもなく正規ディーラーの保護がその理由ですが、商品の性格上、一級の家賃を要求される場所に店舗を構えざるをえないブランドなだけに、その上乗せの金額がすごい(地代と人件費ですね)。たとえば、今回私が振り回されたモデル名chapelの例でゆきますと、本国11万にたいして、パリ13万。が、ニッポンにまいりますと一気に22万となって、まったく驚く他はない!

まあね、他のアイテムに比べて皮革製品の関税は図抜けて高いほかに、流通コストだってかかる。世の中そういうものだ、というのはカンタンですが、ジョンロブジャパンも設立されて久しい昨今、そんなのはもちろんすでに時代遅れも甚だしい。世界統一価格で勝負してこそ、と思うのは私だけではないでしょう。

幸いジョンロブのバックにはあのエルメスがあるわけで、革質でいけば世界一の座は容易に揺るがないはず!今回の値上げはそういう意味であって欲しい、と考えるのは私だけではないでしょう、きっと(キボン的観測にすぎません)。

それにしてもものすごい値付けですね>ジョンロブ・ジャパン



履き道楽でウツツを抜かしていたらイッキに現実に引き戻される!の巻

2013-01-30 19:28:08 | うんちく・小ネタ
Dsc07354ヌホ~、ジョンロブのMTOに加えて、まさかのイヤーモデル購入、と年明け早々ハデにやらかしたもんだ~、とひとりごちておりましたんですが、メール便のヲジサンが持ってきてくださった封書をみてイッキに現実に引き戻されます(爆)。

ガーン!!平成24年度所得税確定申告書類さま御一行到着の瞬間でございます~(脱力)。

が、それがどうした、ってなもんすよ(ほんとうかよ)。数字の集計はとうにできてるし、必要書類は抜かりなく揃えてある。添付書類もオッケイとくれば、あとは小学生レベルの四則計算のみでございますよ・・・って、つい去年、こいつを間違えた挙句に真っ青になりながらゼーム署に出頭したオモヒデがまざまざと蘇ります(とほひめ)。

ううむ、今年こそはあんな思いだけはしたくねえ、というわけで非常にシンチョーにコトを運んだのですが、いくらニブイこの私でもいい加減慣れる、ってなもんですよ。

普段から領収書を受け取った段階で「仕分け」がおこなわれている関係で、カテゴリーごとの集計がラク。これさえできていればこの痔期にラクできる、とわかってはいても・・・となるところを「きっちり押さえてある」関係で、ほぼ1日でだいたい下書きを終えてしまいますた~!

うう、こんなものにジョンロブ一足分(そのたとえかい)を会計事務所ごときに支払っていたのか、とまったくアフォらしくなるのですが、後悔あとに立たず。今年はせいぜい「お呼び出し」を食らわないように、慎重に記載いたすといたしましょう。ちなみに、会計士さんに申告書の作成を委託してみたところで、いざゼーム調査、となった場合にはなんの役にも立ちませんよ>会計士(爆)。

ことしの申告書類はネタの収拾がてら、ゼーム署に出向いて質問などいたしながら仕上げてくるか、と画策中。請うご期待!



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-7 年明けから急転直下 201

2013-01-30 14:09:57 | 履き道楽
Tumblr_lfseyvs0uu1qgevofo2_1280_2さて、私にとりましてはかのジョンロブにMTOをかけるなんざ、一大事。
中3のときにクツ道楽をはじめて以来の大事件といってよい。自分で正規店店頭に出向いて、ああだこうだやるのはもちろんベスト。ですが、国内の正規店ではおもに価格方面での敷居が高すぎて(3階くらいにエントランスがある感覚ですかね)試着がせいぜい(爆)。できればロンドンに出向いてお店で5時間くらいかけてじっくり選びぬきたいところですがそうもいかず・・・

自分は国内にとどまったまま、海外のバイヤーさんを介してのショッピングと相成りました。ちょうど政権交代が終わり、円が安くなりかけた時点で始めた商談ですが、そんななかエルメス系のバイヤーさんからこんなのもあるど~、といってリストが送られてまいりました・・・円安がこれ以上進んだ場合にはとてもぢゃないが、そのお値段では出せなくなりますので、顧客セールということで5日以内にお返事いただければ手配しますよ、との注意書きが添えられてあります。

そのリストになんとあの「イヤーモデル2010」の私のサイズが掲載されているではありませんか!!まあね、その時点ではMTOしか視野になく、ひたすら見積りに集中していたのですが、先日来の値上げのニュースを聞いたらもういけない(爆)。

だいたいイヤーモデル、それも3年も以前のやつがまだ残っていること自体が奇跡・・・この2010は画像のとおりひたすら装飾を廃したストイックなモデルで、クツ好きとしても非常にハードルが高い。色もブラックなだけに(シリーズには茶色もありました)華やぎとは対極にあるストイックなモンクらしいモンクとでもいえばよいでしょうか?

・・・発表の時にはそりゃあ響きましたけれど、お値段きいてイッキに引きましたともさ(爆)。国内正規店定価25万円に限りなく近い24万円台!!そこへこのジミ~なスタイルですぜ・・・ある意味マニヤックともいえる一足で、私も発表直後に丸の内のお店でこいつを試し履きした記憶がございます(とほひめ)。

それがアータ、3年後のいまになって「非常に現実的な」お値段で出現してしまった、というワケです。きけばR(リジェクト=検査不合格)やS(特売品)などのスタンプなどない、エルメスの店頭に堂々と並べられていた正規商品であるというではないですか~!!
が、それもあと数日で「値上げ」となって、またしても手が届かないはるか彼方へと去っていってしまふ・・・幸い、先日手放したチャペルとベルルッティ、さらに英国靴数足を売り払った分の実弾は「まだ」手元にございますよ(珍)。

というわけで、2013年初頭からお騒がせいたしてまことに恐縮ですが、ジョンロブイヤーモデル2010を手に入れてしまいました~(ふるふるふる)。

詳細さらに次号



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-6 緊急速報!ジョンロブ製品 

2013-01-30 11:59:19 | 履き道楽
Tumblr_lvuelyj5id1qgevofo1_500さよう、見積りの最中、飛び込んできたニュースはこれ!あれだけ長期間続いたあれだけの円高でもピクリとも動かなかったくせに円安の傾向がみえただけですぐこれだ!・・・うひい、さすがエルメスグループ(関係ないのか)。

実は、今回のバイヤーさん経由での買い物では、当然ではありますが、ルートを2本用意して、それぞれから見積りをとり、互いに競合していただいたうえで、そのどちらかお安いほうから、という方式を取らせていただいたのですが、その2本目、エルメス系直営店経由ルートから「値上げ」の情報がはいったのが25日。うへえ、こりゃ大変だ、というワケでロンドンルートとエルメスルートともに数字を急いでいただいたのでした。当然ですが、生産国のロンドン価格のほうがお安いはずなのですが、今回のMTOのようなスペシャル度が高いものに関してはコネがものをいう世界です。

案の定、ロンドンルートが見積もりに手間取るうちに、エルメスルートからはとっとと数字があがってきてしまい、こんなに(スピードが)違うものか、となりました。30日時点でもまだ数字が揃っていない。深夜にメールしてはけしかけているのですが(爆)、時差の関係で昼夜が逆転しているだけにレスポンス悪し!!値上げまでのタイムリミットギリギリのここへきてまさにハラハラドキドキの展開となってしまったのですが、どうなりますやら。注文とおるのかダメなのか・・・新価格でのMTOだなんておマヌケは考えたくもない。

どうやら値上げにそなえて、店頭では旧価格と新価格で結構混乱しているらしく、そこへ値上げのウワサを聞きつけた全世界の顧客が駆け込みで買いに走っている模様。ううむ、どうなっちゃうんだろう>私のMTO(不安なまま次号へ)。





履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-5  ジョンロブのチャペルに振

2013-01-30 11:33:23 | 履き道楽
Jl2_1_2このオハナシはそもそもが去年に売り払ってしまった、ジョンロブのチャペルへの思いを断ち切りがたく、もういっぺん手に入れたろ、というところから始まっております(ばかともいう)。

ミュージアムカーフのあのまだら具合や、絶妙のシェイプ、さらに一枚革の造形がもたらすゲージツ的な雰囲気、とチャペルのホメ言葉には、枚挙に暇がございません・・・んが、ちょいと買ったれ、というのにはあまりにも高価。まちがっても画像の正規店舗(完全意味明瞭)店頭でなど、買えない。し、そんなつもりもない(爆)。

たまりにたまったマイレージを使って1泊3日でロンドンへ、というのも何度も考えたのですが、なかなかその時間もとれず、とかイイワケをしているうちに年も明けてしまい、なんと年末に起きた政権交代の影響で円が安くなってきている(涙)。ぐずぐずしていると、どんどん旨味が減ってしまう~。まあね、このような嗜好品(完全意味明瞭)の買い物なんてそんなものですって。

直接買い付け以外ですと、全世界にいる各国人のバイヤーさんにハナシをつけて、若干の手数料をお支払いして店頭に出向いていただき、希望のモデルを買っていただく、というのはもはや一般化したショッピングの方法ですが、今回はそれを使ってみました。

在庫さえあれば、問い合わせから1週間もあればお目当ての品物が手元に届いてしまう、というまさに驚きのシステムですが、そこはそれ、こんかいは2足目のチャペルですからして、チャージと日数をかけても、MTO(Made To Order)で色違いに塗ってみよう、とシャレこんだのが運の尽き。

待ちが9ヶ月だ、ということになって、改めてなげーよ、と考え直す結果となり、そのMTOを寸でのところでいったんとめていただき、あらためてもっとスペシャルな「素材違いのMTO」にかえてしまった、というのが真実でございます。同じ待つのでもこちらだったらガマンできる、というわけですね~(高いけど)。

で、その見積りをロンドンのバイヤーさんに依頼している最中、とんでもないニュースが飛び込んできたのでした~(以下痔号)!!