嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-3 ジョンロブのダブルモンク

2013-01-24 08:35:08 | 履き道楽
Tumblr_lh4g0euabz1qgevofo1_500_2モンクストラップ・シューズにはシングルとダブルが存在します。留め金の数で呼び習わしているのですが、靴の全体のバランスの中でこの金具はなかなか目立ちます。形状、材質、色、サイズなどビミョーな影響を靴全体に及ぼすのは、じっさいに所有してみて履くとわかります。

そんなモンクストラップは当然ですが、バックル1個のシングルがルーツ。で、英国王室のプリンスオブウエールズがジョンロブに、このバックルを2つにしてくださいな、といってMTO(Made To Order)したのがルーツといわれるのが「ダブルモンク」と呼ばれる、バックル×2のモデルなのです。

つまりは「元祖(爆)」というやつね。服飾の世界ですとブルックスブラザーズのボタンダウンですとか、ラコステのポロシャツとかね、あの類といってよい。そのダブルモンクの代表格はモデル名「ウイリアムス」・・・ロングセラーなのと同時にニンキもある、という解説がつきますけれど、私にはどうもピンとこない。実物はカッコよいし、質感もこれでもか、なんですが、画像のようなchapelなんかを一度でも見てしまうともうダメ(爆)!オサレ度が違う、というか。ワザがきいている、というか・・・このあたり、個人的にはいまやジョンロブのオーナーとなっているエルメスのセンスを感じないわけには参りません。ウイリアムがいかにも無骨な英国のカントリーサイドを連想させるのに対して、chapelにはとことんオサレで軽いParisの空気感(個人的印象にすぎません)を感じるのは私だけでしょうか?
chapelはよく観察するとわかるのですが、アッパーの皮が一枚でできている!さよう、皮の継ぎ目が靴のどこにも見当たらないのです。普通は踵の後ろやつま先にステッチが出るでしょう?それがない!・・・なんというかありがたい、と(爆)。

こんかいのシリーズはたしかこのchapelを一昨年に売りに出してしまった、というところから始まっているのですが、前記事のデ・ムジュールといい、これといい私は一体なにがしたいんだ、と思われることでしょう(爆)・・・そう、上級移行ですよ!chapelとデ・ムジュールを束ねてさらに上を狙う、と・・・ビンボー人、というか「身の程知らず」はつらいっす(爆)。以下痔号(まだまだひっぱりますぜ~だって納品は9ヵ月後だもん)。