いやはや、9月のここへきて、当ホテルのマダムが再度の関節手術のために入院なさいました。
これで退院の暁には第2の人生のスタートぢゃ、といって意気揚々と入院なさいました。手術は無事成功、完治は諦めていただけに、この日が来るとは、といって一同感動しているところです。
ということは、これからほぼひと月の間、ホテルのワンマンオペレーション業務がやってまいりますw。
ううむ、季節は折からの行楽シーズン。アフターコロナとは言えない状況ながら、業績は順調に回復しております。ここで挫けてはならじ、と踏ん張ってはおりますが、3月からここまで無休なのわはさすがにキツイ。でもしゃーないわねw。マダムがんばれ、と。
というわけでロレックスのモデル選定です(そう来るか)。
ご存知の通り、ロレックス市場は空前の暴騰中。モデルにもよるのですが、これぞロレックスと呼びたい人気モデルに関しては、定価で買うのは基本的に無理な状況がここ数年続いております。
プレミアムなしの定価で買いたい場合には、正規販売店に脚繁く通って、たまたま運が良ければ手に入るかもしれない。とそんな世界なのであまりにもよりどころがない感じ。
今や不要不急の腕時計ごときにフツーの感覚ではあり得ない金額を支払うというのに、そんな運と店員のキブンまかせでいいの?というのは強く感じます。
予約すら受けてもらえないんですって。
実際に首都圏のデパートの正規販売店でマラソンランナーやってる友人によれば、店頭にはそれっぽい人がどんどん来ちゃってるし、店員にわざわざアポとって出向いても商談中のことが多くて、待たされるのがフツーなんだそうでw。
まあね、高くなったからこそ買いたくなる、という心理もこのような不要不急の嗜好品には普通にあるしみんなが欲しがってるから俺も欲しい、みたいなのはフツーにあると思います。ジョンロブだって、モロにそうだしw。
ですけれど、そんなことやってるうちに円安もものすごい水準に来ちゃってるし、つい一昨日、訪日外国人受け入れ枠1日5万人に拡大したとのニュース。
つまり2013年ごろでしたっけ?あれの再来。
今度は4割増バリューのドル札握りしめたアメ人や中華爆買い軍団がバスで銀座と新宿に押し寄せて、一週間で国内の中古ロレックスのタマ枯渇しちゃう。
いまの中古並行店頭小売価格だって、この為替レートぢゃあバーゲンそのものですぜ。あっという間に中古相場が今の9割増しになるから見ててごらん(ハズレたらごめんなさい)。
そのうえさらにロレックスご本尊もちゃっかり全製品、かなりな値上げしてるし(爆死)。
ロレックスなんて不要不急。こういうのは買うまでのプロセスこそが楽しいんだよ、というのが理解できない私ではございません。ロンドンパリを股にかけた私のジョンロブ騒動が懐かしく思い出されます(あほ爆)。
でもね、あれはいってお願いすれば、必ず予約ができて、待てば買えたんです。ロレックスマラソンはそうぢゃないw。
頑張ってそこまでやるからにはなんらかの保証が欲しいところっす。いっそスタンプラリー形式にしてもらえねえかなあ、と(爆)。20個たまったらデイトナ予約権獲得とかさ(ありえねーし)。
こうなりますと地方在住で、そもそもロレックス正規販売店なんか行ったこともない私が買うべきは「今店頭にある在庫品」です。為替の影響を受けずに基本、国内だけで流通している中古並行物のこと。それもここ2ヶ月くらいが勝負。中国がゼロコロナだなどと言っている間だけなのでタイムリミットあり。
プレミアム乗ってるけど、まだマシ、というわけっす。
さて、画像は2011年まで販売された14060。大雑把にいって、1953年の初代リリースからここまで、大規模な意匠変更はキホン、行われないまま、内容だけはこれでもかのブラッシュアップを重ねて、ほぼこのお姿で連綿と売りつづけられました。
絶え間ない改良の軌跡はまさに世界中のプロダクツのお手本。トラディションの権化。そいつが
あんだよ、同じトケイぢゃねえか、というなかれw。このモデルチェンジ手法こそ世界がお手本にしているのです。ベゼルの仕上げや、インデックスのぶっとさ。ラグと呼ばれるケースとブレスレットの付け根部分の逞しさ、と枚挙にいとまがございませんが、さりげない中にも
押し出しがどかーんと強められていて、モデルの品格が上がっているのが理解できます。リファレンス114060。このサブマリーナ史上、最も大きかったモデルチェンジを節目と捉えて、今回の買い替え(買い増し?)につなげます。
そして、2020年から現行の最新型124060。ラグの形状が若干穏やかになって、洗練されたか、というビミョーな変化。ただし、デビュー以来堅持されてきた40mmケースが41mmに大径化した、といって世界中が大騒ぎとなったのはキヲクに新しいか。
ケース形状は、14060 がリバイバルしている気がします。ラグの形状が柔らかく、流線形となっているからか、全体の印象が洗練されて114060にあったいかつさが消え失せているのが不思議なくらいです。
最新モデルが洗練、だとすれば先代はギア感が前面に出ている印象。
この3モデルは製造からの時間、中古のタマ数、お値段、コンディションすべての面でビミョーにバッティングしているのがいまの中古売り場。ただし、動きはそれなりにあるようで、目をつけていたブツが売約済になってしまうのも散見されます。
高い高いといっても、店頭でこのお値段ということは、この値段で買う人がいるからこそなんですよ。ホンキで買うのなら、あんまりグズグズできない感じ。
そんななか、長年お世話になっている並行輸入屋の売り場に未使用に近い114060があるらしいことがわかり、現在商談中w。2019工場出荷当時のシールが貼ってあるんだってさ(フルフル)。
ただ、付属の保証書はあるものの、欠品している冊子類があるとのことで現在、ギリギリの値引き交渉にデンワで挑んでおります。ううむ。以下次号。