テレビ朝日50周年記念特番なのだそうですが、またしても松本清張先生原作の「点と線」がリメイクでございます。東京駅の新幹線ホームに立っておりますと山の手線よりも頻繁に出発してゆくのではないか、とびっくりするくらいに新幹線が行きかっていて、またそのそれぞれにいちいち信じられない数の乗客がゾロゾロと乗り込んでゆくのを見て、たまげている私は昭和の人間でつ(爆)。こんなに旅人がいたのかよ、と(爆)。まあ、「旅」とたんなる「移動」の話題はまたの機会に、ということにしておきますが、イナカモノにはなんともびっくりさせられる光景です。
さて、点と線は昭和30年代の時代設定。肝心の時刻表トリックは私がこれを読んだ中学生の頃に「そんなの簡単じゃん」というわけで容易にアリバイ崩しができてしまい、つまらない読み物だなあ、と思ったくらいなものです。いまとなってはさらに幼稚園の子供でも謎解きができてしまうくらいなものなわけですが、発表当時はそんなこともなく、十分にスリリングな展開だったはずです。それになにより、背後に描かれた人間像は「ようちえん」にはわかりませんて(爆)。このあたりが見どころ、読みどころなわけですが、たけしの演技はナカナカ見ごたえアリですた。これでもかのゴーカキャストながら、やはりヲジサンの注目は内山理奈ちゃんやのう、オイ(爆)。どこかダッチワイフをおもわせてくれる(爆)メイクがタマランチ会長。
時代を超えて愛される清張センセの原作は新幹線でどこへでも、なこの時代にずいぶん色あせて見えるのか、とも思ったですが、そうでもない。
「3丁目の夕日」みたいな映画が続編リリースだ、などといって昭和30年代懐古ブーム、さらに一連のモリヤ汚職(一部意味明瞭)がお騒がせないま、人間の営みはいつまでたっても変わらないことよのう、とあらためて気づせてくれる、この手のリバイバルは新鮮でつ。ひさびさに原作でも読んでみるか、と考えて手にとりはするのですが、その重みだけで本棚に戻している昨今。この冬はまだ読んでいないセンセのマイナー作にでも挑戦してみましょうか・・・
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