黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

ムムムッ。漢字が書けない。

2006-10-20 14:23:21 | Weblog
小5と小6の理科のテストで漢字を出題。「次の語句を漢字で書きなさい」と、カンデンチ、ジシャク、チュウトウ、ジュセイランなどなど。
これが書けませんでした。もうビックリ仰天ですよ。小5と小6で理科を受講しているのは、中学受験を予定している高学力グループ。天体や植物、歴史などなどにやたら詳しい「秀才のたまご」も多いのです。何でも知っているから、ちょっと油断すると100点満点をゲットしてしまう手強い生徒たち。テスト作成担当の私としては、スキは見せられない。普段から「ええか。100点はダメだよ。塾のテストですからね。そうそう簡単に100点を取らせるものじゃない。100点取られたら、天晴れである。先生の負け。そういう姿勢でテストを作りなさい」とか言ってますから。で、今回は漢字の書取り問題を15問も入れたから「こりゃあ100点がウジャウジャと出てしまうかも」と少し心配を。
ところが、バット、しかしです。100点どころかいな。メタメタに点数が下がってしまった。いやあ、書けませんねぇ。
漢字には意味があって、「対流」「扇状地」「双子葉植物」なんか文字通りのそのまんまです。それを音を頼りに理解して暗記するのは効率が悪いじゃないか。
理科でも、もちろん社会科でも漢字で理解して、漢字で覚えるべきです。その方がきっと力になる。
生徒は「今週の理科は難しいから、“今週の100点ちゃんじゃなくて、70点ちゃん”で塾新聞に載せてくれろと情けないことを言う。70点だってあやしい。
で、ここはコダワリますよ。ごり押しに押しまくることにしました。来週もその次も漢字攻撃じゃあー。
今日の写真は、岩手県安比高原の研修会の帰途、盛岡市の石川啄木の住居。
以前訪問したときは改修工事中で入れませんでした。今回は盛岡市のM塾のお二人に案内していただきました。小さくて上品な、懐かしいような建物でした。
ところで、石川啄木も、あの恐るべきわんこそばを食べたのだろうか。



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