アカデミー賞だからって

今日はうちに帰りニュースを見てびっくりです。
久間大臣辞任のニュースでした。午前中には
やめませんというインタビューを見たばかりだったのに、
夜のニュースでは、2時頃官邸を出て辞任すると囲み
インタビューの中で言っています。悲しかったのは、過去にも
色々な発言がありましたが、という記者の質問に私は
語彙が少ないんだねという的外れで反省も責任感も感じない
答えでした。

質問した記者は、これまでも色々失敗発言したけど今度のは
ひどかったねという突込みだったのに、まるで動じることなく語彙が
少ないから誤解されてしまうという迷回答でした。
安倍内閣は死に体だとか、ニュース番組でも色々批判続出です。
新聞では、マンション価格が年内に下落するという予言があると
いう記事が出ていて、景気拡大が一人歩きしている様が伺えます。
確かに都内の新築マンションも年収800万円以内では手が出ない
価格帯になっています。ただ埋立地や川沿いの高層マンションとか

必ずしも4000万台の売れ筋がないわけでもないのです。マスコミは
書かないものの、今までは大手ゼネコンや浚渫会社や道路建設会社
が内需企業として景気を牽引してきましたが、いまやマンションデベロッパー
や格安の戸建を爆発分譲する会社が内需の主力株です。それらに
少しでも不利な記事や経営に関する記事が出れば、景気回復など
という蜃気楼は吹っ飛んでしまいます。

耐震偽装問題などもいつの間にか、偽装牛肉に取って代わられ
木造にも耐震補償をつけるとか、補償基金をつくるとか様々な
批判かわしを連発していても誰も突っ込みません。家を買うなら
郊外に一戸建てを買い、地震保険も付ける事です。もちろん
プレハブメイカーなんかじゃなく、大工が作る無垢の柱と瓦のうちが
いいでしょう。

友人の家が間もなく完成するということで、今度見せてくれると
連絡がありました。どんなうちか楽しみです。さて、今日はやっと
この間から買っておいた『ディパーテッド』をDVD鑑賞しま
した。作品賞ほか4部門で受賞した作品だといことと、『ブラッドダイアモンド』で
なく、こちらでなぜ受賞したのか『ブラッドダイアモンド』がよかっただけに
期待して、上映館を探したらほとんど上映館がなく、DVDを買ったわけです。
でみてみたら、『ブラッドダイアモンド』ほどの物語に主張もメッセージ性もなく
ただのクライムムービーであり、ストーリーもそんなに複雑でも面白みやサスペンス
性もなく、この映画を見る限り、米では麻薬組織や犯罪組織をつぶすのは
たやすい事で、それをしないのは何らかの有効利用が時にあるからなんだと
いう感じを受けました。ただ、もともとの映画が香港のヒット映画ということで

実際には日本ではできないといわれているおとり捜査や侵入捜査が
どれだけ行われているかは謎ですが。
俳優では、アレック・ボールドウィンがでているので彼が悪の親玉なんだろうと
もう勝手に想像していたらこれは見事に肩透かしでした。彼の存在は
ネットの情報でも誰も触れないようなもはやそんな存在の役者となった
のかとちょっと寂しい感じです。エンドロールでもなかなか名前が出てこなくて
94年のゲッタウェイのリメイクから悪役になり、悪のイメージがもう強くて
端正なマスクとそのギャップから一度悪役になったら主役の正義役に
戻れない人になった感じでした。

それにかつてのイメージがないほど今回の映画では肥ってもいてこれでは
もはやこんな扱いもしょうがないのかという感じもしてしまいました。
悪役と正義役ということでは日曜日にテレビで見た『明日の記憶』の
渡辺謙が今朝の新聞でアメリカで『明日の記憶』上映に力を注いで
いるという記事がありました。全米公開とかそんなレベルでなく、ロサンゼルス
で2館とかサンフランシスコでやったとかそういうことらしいですが、この映画
は主人公の年齢とその病気がとても人事ではないということで身につまされて
映画館には見に行かないようにしていました。テレビで早くもやるというので
みてしまいましたが、とても人事ではありません。それに極身近に似た様な
病気になった人がいて、その人の症状を思い出してぞっとしてしまいました。

それは、他人事ではなく病気として誰にも起こりうることであり、かかれば
治す術のない病なのです。そんなわけで脳トレとかが大流行なんでしょうが、
その前に、酒やタバコを止めて醜く膨れた腹をへこます努力をすべきですね。
私は、走っている時によく野菜の名前とか歴代総理とか問題出してますよ。