King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

またまた家を見る

2007年07月18日 23時46分24秒 | 日々のこと
リフォームの提案で、施主の参考に工務店の受注した家を
みせました。実は2度目でした。私の好む無垢材の家です。
神戸の震災で、在来工法の家はもろいというような評判になり、
各地で免震工法や耐震工事というのが施されるようになりました。
中でも馬鹿らしいのが、在来工法でもう過去800年くらい建っている
京都のお寺も補修と同時に耐震工事をされているのです。
それは、基礎と建物の間にゴムのパッキンがあり、ゆれを吸収するという
まったくもって無駄なものです。

今回、新潟で地震が起きて、なぜ倒壊が多数起きたのかという
調査が行われ、砂地で液状化が起きたことやゆれの周波数が
建物に耐えられない衝撃になったとやっていました。新聞には、新潟から
石川、神戸まで地震のヨレの集合があるという説があり、それがにわかに
証明されたような事が書かれていました。その学説が世に出ないのは、
石川、福井、新潟には原子炉があるからではないでしょうか。
柏崎の原発は私も中を見学しましたが、仕組みがひどく原始的な
物で、燃料棒をただ出し入れするだけで発電できたり、冷却水や
作業員の服など汚染された核廃棄物は、行くあてが無くどんどん生産
されているという実態を目の当たりにしました。

今回、市場で核関連施設の株が上がりましたが、それは今まで以上に
温暖化が問題になり、原発がまた新たに建設されるという思惑と、実際
日本の軽水炉とか黒鉛式というものが古い効率の悪いもので、改変の時期
に来ていて、さらに新しい原子炉の取り組みがあるという先取りの動きです。
実際には、各家で発電ユニットを持つ燃料電池やリサイクル型の燃料が
普及してくるといわれています。ただし、日本のように狭い敷地にぎしぎしと
立つマッチ箱のような家がそのような燃料タンク付きの家になる必要が
あるのでしょうか。

逆に、もっと集合化を高め土地の有効利用を促した方がいいとも
いえます。そして、建物には先の地震の教訓で、建て方よりも地盤が
軟弱なところや砂地はやめたほうがいいという当たり前の結論が
見えてきます。免震構造や耐震構造でも地面が裂けたり、陥没したら
建ってられっこないのです。そして、在来工法でも張物やクロスだらけの
いえだとそんな長くもたないと思ったほうがいいです。接着剤や木の貼り
がはげるのは20年ももちません。15年で大概はがれてきます。そんな
インスタントな造りの家が多いのですが、在来工法でも解せないのが
屋根の瓦です。一番もちがよく、長く美しいのは瓦です。しかし、風が
吹けば飛ぶし、重いので地震には弱いです。それなのに、昔から
地震や台風の多い日本の家屋の屋根を守っています。
コメント
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