King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

うどんと珈琲

2009年03月09日 01時13分55秒 | 珈琲
一昨日と昨日は続けてバスケットの試合がありました。
一昨日は、いつもの都内のチームがやってきてお手合わせし、昨日は
審判講習会での審判員に笛を吹かせるための試合をしました。
これだけたくさん試合をしたのは、過去になく実に楽しい
時間を過ごせました。

それに、私より齢も背もでかい人が多く、ゴール下ではまともに
シュートできないという状況も普段はなく、今回の試合で経験した
ことを踏まえて、またいつもの練習をしていこうと思いました。

いつもは中学生や背の低い人達や普段はあまり運動しない人とか
思い切りやっては失礼な感じをいつも持っていましたが、これからは
一切手抜きなしで、ゴール下でもブロックを予測した練習をがんがん
やっていこうと思います。何せ、彼らがまた7月にはゲームをしに
くるのです。少しはうまくなったといわせないと。

さて全身の筋肉痛に包まれて、昼は前回とてもうまくて気に入った
うどんをまた食べに行くことにしました。もうお昼はとうに過ぎて
いるので、混んで待たされることもないと思いながら、着くと私
ひとりでした。味は前回ほどおいしくはないものの、まあ楽しめた
ので、日曜の午後にふさわしく、行きつけの喫茶店で珈琲にしました。

何せこの珈琲屋さんは、高校生の時代から通っています。こんな日曜に
行くと、観光客とのマスターの会話が聞けてまた楽しめます。
頼んだのは前回おいしく楽しんだキューバです。このストレートは、
やさしい苦味と酸味にやわらかいこくのある味でこんな午後のひと時
にはぴったりな味です。これに、ショパンのピアノや『亡き王女のため
のパバーヌ』を聞きながら過ごせばいうことなしです。

マスターとの会話から今回いくつか気づかされたことがありました。

それはかねてから私が言っている珈琲の不思議なことのひとつで、
消費者が品質を選べない飲み物であるということです。お酒なんか
でも、等級表示がなくなってやはりああいうものはないほうが作り手とか
売り手なんかには好都合なんでしょう。

珈琲の場合、誰でも最高級の豆はブルーマウンテンだと知っています。
大概は、ブラジルとかキリマンジェロとか地方や国の名前なのに、
ブルーマウンテンだけは昔から特別扱いでした。しかし、調べてみると
最高級豆というのは他にもあるのです。最近日本でもハワイコナが
ブルーマウンテン並みに高い豆ということで高級豆として浸透して
きましたが、その高級豆を手に入れるにもストレートの豆自体売っている
店も少なく、今でこそネットで等級選別で買うこともできますが、
実際消費者が、豆の等級を指定して店で飲むことはできません。

喫茶店でブルーマウンテンのストレートが置いてある店なんてのも
ごく少ないのです。

そんなことを考えたのもマスターが、今日飲んだキューバは
クリスタルマウンテンではなく、ETLというものだと教えてくれた
からです。ジャマイカの豆が全部ブルーマウンテンでないのと同様に
キューバの豆も全てがクリスタルマウンテンではなかったのです。
実は、クリスタルマウンテンというのは全量ほぼ日本に
輸出されているそうです。クリスタルマウンテンが最高級で、次に
ETL、TL、AL、TU、RAという等級になります。つまり、中卸の段階
では、このようにはっきりと等級があって、店でもどの豆を入れるか
経営的に判断しているのです。

しかし、これだけ明確な等級分けがあるの、消費者は何も知らずに
ブラジルとかキリマンジェロだとかしか注文できないのですから
不公平な話です。

まあ値段なんてのは、ブランド料のところがありますから、人気商品なら
値段は上がりますし、あまり有名でないがブランド品に引けをとらない
実力のものなんて世の中にざらにあります。そんな意味で、このキューバ
なんか値段の割りにお値打ちな味があります。是非お試しあれ。
コメント
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