King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

とめられない存在? キャバリアース対マジック

2009年03月18日 23時17分14秒 | バスケ
Team    1   2   3   4   T
Magic   23   27  25   18  93
Cavaliers 28   25  19   25  97

2009/3/17
Arena: Quicken Loans Arena, Cleveland, OH
Officials: #35 Jack Nies , #18 Mark Wunderlich , #56 Mark Ayotte
Attendance:20,562
Duration: 2:08

最初の出足を見れば、まさに止められない存在というもの
になりつつあるんだなあと感じずにはいられません。
かつてのジョーダンが特別な存在であったように、レブロン
ジェームスもその破壊力と決定力は増すばかりに感じました。

最初のみんな元気な時には、ボールが落ち着かなくて選手も
いつもより跳ねるはじけたゲームでしたが、点差もキャブス
の一方的なゲームになるのかという感じが、段々落ち着いて
きて、ターンノーバーが多く守り重視らしいハードアタック
から、ブレイク、レイアップかダンクで終わるというものばかり
でなくなります。

それにしても前半、リーグを代表する巨漢センターのドワイト
ハワードでさえリング下で存在感を示せない状況で、それだけ
バレジャオ&イルゴースカスの守りは固いものでした。
その前半を追い上げ逆転する足がかりを作ったのはガードの
アルストンとリーでした。アルストンの加入は、マジックの
今後にかなり有効なカードとなりました。

しかし、最初の点差ができた原因は、本来の得点源のルイスや
ターコルーのシューターが機能しなかったからで、それが機能
しないというのは、彼らに安定して打たせる機会を演出させられ
なかったチームオフェンスやコーチの戦略に問題があるよう
にもとれるし、ガードがもっと早くゲームを立て直せばもっと
浮ついたゲームを楽に展開できたのではとも思えます。

ダンクやアリウープが多い割りにシュート確率も悪く、ボールの
落ち着かないゲームを象徴しています。それでもこのレブロンの
得点を見れば、本当に止められなくなっていると感じます。
それと同時に、そんなにレブロンへの集中が今必要なのかと逆に
思ってしまいます。

というのも昨年あたりは、あえて前半まではレブロンはボールを
持たず、最後のQだけで勝ってしまうようなゲームが多かったので
今年のモーウィリアムスとウエストと点を競うように取り合う中で
結局レブロンが得点の山を築くというお山の大将的な存在で、今後
真の実力が試される時にこの辺がネックになるのではないでしょうか。

本人が言うように、モーウィリアムスの加入でチームが最高の状態
であるというオフェンスは、レブロンが中に切れ込んだり、ボール
を持てば必ず誰かのあわせがあるし、そのタイミングもどんぴしゃ
で、あながちお山の大将だけでないものも感じます。

そんな状態でありながら、セルティックスには連続で負けている
ところが興味深いところです。そして、セルティックスは更なる
補強をして、さらに強くなったかと騒がれた割に最近は、その
マーブリーの点も伸びてなくて下位チームに負けるという状況で
中々興味深い状況になっています。

マジックは、ガードの強化がいい結果になるかというところですが、
本来シューターであるふたりの得点が伸びないというきっちりと
守られると打てないというのは致命的な欠点のようで、中で圧倒的な
強さを見せたハワードもワンノンワンではまだ力不足な印象です。
ダンク以外のシュートが弱いのが気になります。
マジックのスタイルとすれば、相手に合わせてそんな走る必要も
なく、堂々とインサイドで勝負を続けてフリースローで得点でも
力でねじ伏せるような戦いをしてもらいたいものです。

後半は、一時逆転するなどマジックのガード陣の頑張りが目立ち
ましたが、やはり本来のハワードのインサイドでの活躍がもっと
目立たないといけないところです。

キャブスの弱点は、セルティックスがすでに何度も示しているように
レブロンにパワーフォワードで徹底的にあたらせて、ストレスを
与えてチーム自体の活性をそぐことと、いわいるエース殺しの守り
をできるかというもので、スパーズやセルティックスにはなれた
ものの、意外とそんなありふれた作戦の取れるチームはNBAには
少ないようです。

でも、今のキャブスって好きになれる人って少なそうです。
レブロンってやはり嫌われキャラですかね。
コメント
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