King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

きしきし歪む記憶と香る花はヒヤシンス

2009年03月21日 14時52分08秒 | 日々のこと
市内の道路はこの三連休の中、行楽日和となるいい
天気でどこも渋滞でした。
私は、午前中にお墓参りと買い物を済ませ、午後は
ジョギングとバスケット練習会です。

昨日から東京湾横断道路と四国との架橋が一足早く
1000円となり、通行量は倍加してアクアラインのパーキング
海ホタルは入るのに渋滞が起き、満車状態が続いたといいます。
こんな行楽気分の三連休も花粉と渋滞であまりうきうき気分でも
いられません。

家の杏も二日前からちらほら咲き始め、市内の桜も咲いている
ものがあります。昨日のなじみの神社の縁日では、昔よく感じた
タイムスリップのような自分の過去の記憶が崩れるきしきし感を
味わいました。

それともうひとつ、とてつもない寂寥感です。
それは、夜まで続くお祭りの騒がしさと神楽殿で行われる神楽の
お囃子がかつてはいつ果てるともなく続くにぎやかさでしたが、
今見るお祭りの様子は、露天商の数も人出もかつての100分の1
位しかなく、とてもさびしいものだったのです。

かつての記憶がきしきしと壊れる感じは、夏休みを終えて最初に
教室に入った時とか、高学年になってなんかの用事で入った一年生
の教室とか、誰でも持っているものです。
記憶のサイズと現実の目の前のサイズの違いに脳が記憶を再構築して
いく時に崩れる過去の思い出たちがいろいろなものを壊して行きます。

頭の中の昔の思い出の地には大人になってからは行かない方がいい
のかもしれません。
コメント
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