King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

少し復活

2012年10月22日 09時38分15秒 | ジョギング
走るということがこうも自由を体感し、生き方を
表現する方法であるか、そして、根源的な喜びを
感じてもう一鞭自身に入れる。

そんな走りが昨日の走りでした。

昨日は、新シューズデビュー以来のだらしない展開を
打開するためにも、長く走ってみようと思っていました。

私のコースの中でも最も長い20Kコースを走ることに
しました。

ただ、走る直前まで弱気の心根がいつもの11Kコースに
しようかと逃げを打つ気持ちもあり、どちらへ行こうかと
揺れていました。

というのも坂氷から高篠県道に曲がり、そこからセーブオン
を曲がり、横瀬町民グランドまで行き、左折してまた高篠
県道まで行き、高篠小の信号を大野原信号国道を越えて農工
一中、市立病院、秩父神社、市役所自宅と辿るのですが、
農工へ行くところをトワーズを越えたら文体へ左折して、
六地蔵の信号まで国道へ走り、和同大橋を渡り、川向こうを
桜橋まで走り、自宅に戻るというのが20Kコースです。

今までこの20Kコースは一度しか走ったことがなく、そもそも
週に一度は負荷を掛けるということで、二時間位以上走ると
いうトレーニングの一環で走ったコースであり、後に距離を
測ると20Kとなっていたのです。

今までゆっくりただ長く走るということで走ったコースが
距離が判明するとまた違ったイメージと意識が湧きます。

前回このコースを走ったときは、途中転倒して出血してあるったり
止まったりして結局、2時間半をかけて走ったのですが、20Kと
なると私には未知の距離ではなく、かつて初めてハーフの大会
に出て、2時間は切っており、当然このコースでも2時間切りが
使命となると同時に、まず、ちゃんと完走しないといけないと
思えたのです。

一昨日の散々なタイムの新シューズデビューの早く走っている
つもりの走りも、昨日の情けない走りもすべて精神的なもので
それを解消するものとは意外にも簡単なコースを変えること
でした。

これは今までに何度も感じたことではありますが、コースを
変えるだけでがらりと気分が変わるのです。

昨日は、トワーズの前から文体へ曲がった途端、わくわくと
する気持ちと自由という意識が湧きあがったのです。

あのスキー場でゲレンデからリフトが見えない山中へ分け入って
行くときの今までひも付きだったものがそれが取れて自由に飛び立つ
ような解放感と同じ感覚なのです。

いつも決まったコースを走るというのは、知らぬ間に色々な
しがらみとか型をはめているのです。

そんな精神的なものをすべて脱ぎ去るには自由にコースをクリエイト
することです。

未知なるものに挑む気持ちと新鮮な空気に接して、知らずと
ペースも上がります。

結局、1時間54分で無事2時間切りをして走りきることができました。

人気のない真っ暗な道を走っているとこんな道に一人の犬を連れた人
ランナー、静かに近づく自転車とみんな女性でした。

秩父の暗い夜道は安全なのか、でも、道に痴漢に注意という手書きの
看板などがあることがあり、これがどれほどの効果があるのかという
疑問もわき、マツタケ山の入り口にマツタケとるなと看板があると
同様、ここで襲えば人目に付きませんよと教えているようなものなの
ではないかといつも思ってしまうそんな所を何の恐怖心もなく女性達は
私とすれ違って行きます。

そんなことも以前ほど気にならなくなってきています。

それほど暗闇で一人の女性と遭遇なんてことはざらであり、困るのは
そんなことよりおば様方の並列歩行なのです。

最近は、対面して近づいてきているのに避けもしなくて直前で挨拶
などしてくる人もいて、ペースを阻害しているという意識もまるで
ないのです。

あるっている人より走っている人の方が偉いなどとは毛頭思いませんが、
お互いの迷惑だけはやめたいものです。

街中を走るとそれだけタイム更新を阻む要因はあるのですが、それでも
昨日よりは早いとか些細な変化に一喜一憂するのです。

とりわけ昨日の完走と2時間切りはここの所の不調を吹き飛ばし、
走る喜びと、爽快感に満ちた時間となりました。
コメント
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