King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

秋風のような初夏の朝

2015年05月24日 10時43分23秒 | 珈琲
初夏の候、季節のブレンドは『颯々』から
『早夏』はやなつに変わります。

味はさわやかな風のイメージの颯々から
玉露や新茶の甘味のようなほろほろと舌に残る
甘さが楽しいブレンドです。

なぜこの季節に甘味のブレンドなのか。

それは今日の朝の風を思うと自然とこの味が
浮かびました。

ブレンドの説明に甘味というとなぜという事に
なるかと思いますので、これは特長としては
この季節の風がこの味にしたということで
飲んでみて後は感じていただくしかありません。

そもそも珈琲の甘味という話をすんなりと
受け入れて理解される客様がそんなに
多くない中、古くから日本人が楽しんできた
白湯の甘味を味わい分けるという話から説明して
珈琲の愉しみ味の種類といちいち説明して
行かなくてはなりません。

そもそも日々の季節の訪れとそれを愛でる食事を
心掛けるという本来の食事スタイルも失われている
現在において、どこどこで食事するとかどれだけ
お金をかけたとかそんなことばかりに目が行っている
人が多いように見受けられます。

当店にいらっしゃる珈琲好きの方も珈琲は苦いもの
という固定観念にとらわれていて、濃く苦いのを
何杯も飲んで仕事するのがかっこいいという信じて
いる方もいます。

まっ黒くて苦いそんなイメージしかないとしたら
実に不幸なことです。

当店で試飲してあんまりすんなり何の抵抗もなく
ただスーッと入ってくるという珈琲にもろもろの情報
未消化を起こしそれでも自らのスタイルを変化させる
ルネッサンスにつなげられる人が増えればと思い
まずは試飲してみてという豆売りは続きます。

最近の気候に訪れる方は午後が多いのですが、
試飲ができるのは三時まで
となっております。

お早目のお出かけをお願いいたします。

当店一人でやっておりますので、配達に出ている
こともありお電話をいただいてからおいでいただけると
間違いありません。よろしくお願いいたします。

コメント
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