King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

五月の新豆

2015年05月01日 10時18分12秒 | 珈琲
今月はエルサルバドルの新豆を入れました。

スペシャルティの豆の極端な品薄状態が続く中、
そろそろ商社も新豆のアナウンスを始めました。

まったく同じ農園ものでも新豆となったら4割程
値上げになっています。

私の予想としては、コーヒー相場の下落が始まって
これからは新豆から安いものが出回ると予想して
いたところ、まったくそんな気配もなく、よい豆は
より高く、選べる範囲も狭くなっています。

モカ騒動以来ほしいけど買えない渇望の的のイルガチェフ
などは最近は豊富で、今はナチュラルとウオッシュドと
両方が買えます。

しかし、これもかつての三割増しです。

農園指定のものでないのですが、これが売り手により
品質が安定していないという問題もあり、うっかり
買えないという最も注意が必要な銘柄のひとつとなって
います。

というのもどこの商社でもイルガチェフの後に村名を
付けて差別化をしていますが、よく見かけるのが特別な
イルガチェフというフレーズです。

元は同じ商社なのだろうと思っていたらそうでなく、
どうやら村名とか農協名で集めた豆をさらにエチオピアの
豆取扱業者がハンドピックして精製をした特別な品という
意味らしく、よいイルガチェフを知ってしまった人には
大変邪魔な特別なというフレーズなのです。

その特別なイルガチェフの代替として当店ではナチュラル
のイルガチェフとモカハラーボールドグレインを入れていましたが、
かつてのイルガチェフサキソーに並ぶ味はありません。

これから出る新豆に値段が期待できないとなると味をチェック
して納得できるものを入れていくざるを得ません。

今月の新豆は注目です。
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