King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

チケット争奪戦

2019年07月02日 13時11分06秒 | ライブ・コンサート・展覧会

オリンピックの券で混雑と抽選というとてつもない障害があるにもかかわらず

皆さん文句もたれず従い購入した話をニュースでは見ましたが、私の周りに

申込をした人はいませんでした。

今年の夏のイベントで私はいくつかのチケットを手配しましたが、これがそれぞれの対応が

そんなので大丈夫なのかというもので肝心のイベントへの関心までなくなってしまうようなその

対応にもっと社会インフラとしてチケットの発券システムをもっと大きな機関が管理監督して

安くて確実なシステムを提供しなくてはならないのではと思いました。

忌野清志郎のコンサートにはよくぴあやソーゴーのサイトを使って発券はコンビニなどというのが

多かったと思います。

ネットのオークションなども使ったことがありますが、より多くの人が適正な価格で席を確保するには

厳正で公正な機関を民間とは違うものとして介在させてオークションなどで高値で取引できないような

システムを構築すべきなのではと思うのです。

それに今年使ったリフトの前売り券なども安いけれど使い勝手はよくなく、まだまだこのネットで券を売ると

いうシステムも問題が多いと思います。

今回私は遠隔の地なのでネット決済はカードでして券はコンビニ発券というのを初めて使いましたが、

手数料が券そのものが2000円なのに対してシステム利用料とか発券手数料とかがかかり割高なイメージに

悩まされ、さらにコンビニに行ってチケットの欄を見てもその公演はなく、その端末の使い方にもその

券を発行するやり方はないのでした。途方に暮れてネットで質問すると13桁の数字をレジで直接提示して発券

するというチケット端末を介しないものだったのでした。

そして、チケット端末から公演を探すときにあまりの多さに目的の物を探すのさえ苦労してしまう現状にもっと

簡単で発券するシステムがあるのではないかと思ってしまいます。私のコンサート経験でもチケットレス会場があり

携帯をかざすだけと言う所もありましたが、それがあるゲートが限られていたり、端末にピッとやるとレシートがでて

来て結局二回ゲートチェックを受けたりとちっとも便利でない印象もあります。

海外ではチケットレスが進んでいてクレジットカードをかざすだけだったり、体に埋めたチップで入場できたり、

とにかくこれで大丈夫なのかと心配になるくらいチケットレスになってたりしますが、日本は不効率で電話予約して

さらに券は前売りしないで会場にて引き渡しなんて非効率なイベントもありました。まあでもチケットを確保してワクワク

と待つというのもいいものです。今年の夏はそんなイベントがいくつかありよい夏になりそうです。

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ダンテ神曲的雨の中に積み重なるもの

2019年07月02日 09時10分26秒 | 珈琲

最近夢物語や明け方の啓示のような話が多いのですが、これは最近の

厳しい環境変化による雨の多さや寒暖の激しさにより睡眠環境が著しく

影響を受けていることに起因しています。

 

この夢物語にすぐ思い出されるのがダンテの神曲です。

 

詩人として神の指示により地獄めぐりをすることになるというこのお話は

文学的構成とか書かれた言語とか登場人物などから政治ゴシップ的宗教寓話で

日本のように八百万の神が住みおてんとうさまが照ってればそれでOKの国から

すればこれは受け入れられない話です。

 

しかし、自由主義、資本主義の有力国のほとんどがキリスト教系でギリシャ・ローマ

文明からその思想文化が発していることを考えるとこの地獄めぐりもただのゴシップや昔

話と割り切って読めないのです。

 

現実につい数十年前にイギリスなどでは同性愛は法律違反で取り締まりされていて

有罪となるとホルモン剤の投与などの強制更生も実施されていました。宗教と法律は

非常に近い間柄にあり、教会は文化や芸術にも深くかかわっていました。ところが

日本は政治と宗教は別物であり、宗教と科学とは無縁のものという普段は触れないもの

という観念が育ってしまいました。

 

人がどう生きるかという根本のところに日本人は神との契約というものを持たないため

国際社会でもとかく浮いた存在になるのは理解されないアイデンティティで独特の宗教観

からきています。まず、日本人が神曲を読んでとてつもない違和感を抱くのはキリスト教と

いいつつ、ギリシャ神話や哲学が色濃く反映されていて諸々の民族の古い文化や習俗が

織り交ざりそこで生き残った思想としては異教徒は罪人でありトロイの木馬のような知恵

で人をだまし討ちにするのも罪という所や聖職者でありながら金を集めたとか現在でも

つづく教会の集金力や美のために贅を尽くすことなどお前らみんな地獄行だということが

続いているわけです。

 

今では同性婚ですら合法の国も現れるなどキリスト教や聖書とはかけ離れた世界に

なっているわけですが、このダンテ神曲を思うと直ぐに漱石の抗夫も思い出されます。

 

そして夢の世界とはこの抗夫の坑道を巡るようなイメージで『騎士団長殺し』の中で

でてくる古い井戸から異界に通ずる話にも似ています。さらに、アラジンの魔法のランプや

Xファイルの古い絨毯の精の話にも似たことになっていきます。

 

昔からこの魔人が現れて三つの願い事をかなえるという話にいつの間にかできたルールと

いうのがあり、そもそも三つにしたことで物語になり、慌ててとんでもない願い事を

してしまい、その後始末と結局元の生活に戻すために願い事が使われるというおちになって

いくのです。

 

そんな今まで的なストーリーにXファイル的な三つの願いは一番現代的で科学的アプローチだと

思いました。まず簡単に世界平和という願いが出されるのですが、何をどう具体的にしたらいいか

言ってもらわないと実現できないと言われて食糧問題とエネルギー問題に行きつき科学的には

公式ができておりそれを解放していき、現実にしていくには政治的解決となり、それはまたこまかい

願いにつながり実現できないという事になっていきます。それでモルダーが選ぶのが魔人の開放という

やり方でした。これは確かにとんでもない事件の解決としては最高の策だと感心し物語的にも有効と

思ったものの、直後私は私でもっと実現可能で有効な願い事を思いついたのです。

 

そして、さらに最近思うのはそういう願いそのものの解決です。

 

人はすぐお金をたくさんとか豪邸とかヨットとか即物的に願いを上げますが、現実には

もっと切実な願いを抱えている人がたくさんいることやそれをなるべく多く解決するには

と考えるといっそなかったことにするという事も考える人もいるのではという事です。

 

結局どんな力とお金があっても世にあふれる問題は解決不可能であり、きりがないと考えて行くと

普通はそこでそんなこと考えても仕方ないと魔人などいないし宝くじも当たらないんだからと

仕事に戻るのですが、夢の世界では違います。この夢の世界にとどまる限りどんなことも実現可能で

世界平和もどんな病人でもどんな不幸でも幸福に変えられます。それが最近の成果でしょう。

 

でも夢は醒めてしまうとなった時に自分はもうすでにその力があると知るのです。つまり、自分が

考えること、創造の世界では完璧な世の中です。それは実現できないだろうといわれればいや

そうでもないという事が夢から覚めた今解ります。実現できないかもしれないけれど書き表すこと

は可能であり、書いてある世界は自分の思い通りの世界です。つまり願いが叶った世界なのです。

 

というわけで珈琲のイメージもこういう中で出来上がり、この過酷な気象と現実に寄り添う今の

季節にあった味がつくられます。今月は青夏です。お楽しみください。

 

 

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