King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ゲームオブスローンと小説の裏切り

2019年07月26日 14時13分34秒 | 珈琲

最近少しショックだったことは最後にとっておいたビデオのゲームオプスローンが

無残にも面白くなかったことです。

 

『the exepanse』『sneaky pete』といった面白く夢中になったシリーズが終わり

おもむろに見始めたのは世界的にヒットしているというゲームオブスローンですが、

ちっとも面白く感じなかったのです。まず最初の一話しか見てませんが、これに付き合って

行かなくてはならないのかと考えてしまいました。

 

それなら24を最初から見直してみる方がまだましなのでは。

 

もしかしたらこの有料会員の脱会をしてもっと有効なことに時間を使うべきなのではと

そんなことも考えるのでした。

 

そして本も読む時間が増え、この夏の楽しみは長い昔読んだ小説を引っ張り出してまた

読んでみると実に新鮮で昔のころ読んだ鮮烈な思い出を思い出したり、全く気が付かなかったことに

思いついたりとすごい体験をすることもあります。

 

そうだったのかという発見ももし、当時それを知っていたらどういう世の中になっていたかなどという

人生の選択と岐路もまた違ったものになったのではと思う事もあります。

 

さて、その構造として小説のたくらみが最近は解って来て、小説ならではの読者の裏切りという

手法を知ることになります。

 

なんだそうだったのかと作者の意図がばれてしまうこともあり、これはこれでいいのか、世紀の大作も

もっとドラステックに作者の意図を切り取った最後を用意すべきところを歴史のせいにしたり、主人公の

最後はあえて書かれていないというものが多いのです。もしくは落ちぶれて今はないとか何のためにかかれたのか

知り得ない物語も多いのです。

 

そういう裏切りは常にあり、世の習いとするのかそれとももっと違うものを思考しないといけないのか

それはこれからの夏の過ごし方で明らかになるかもしれません。ゲームオブスローンとともに小説を

読むのかはたまたもっと違う表現にしてみるのか。

 

これは今の在庫している豆たちにも言えることで、かなりきわどくまた釜のチューニングを繰り返し、

出来る味をこれでもかと比べ続けてより良いところにしています。

 

甘みが強い豆はより甘く、苦みとコクと懐の深い豆はその深さにより味わい深いものを重ねることにより

また違う味わいともしかしたらこうなのかもしれないという答えが見つかるかもしれません。

いつもある信頼の味も極上の豆でしか味わえない特別な清涼感もやはり最後にうまいと漏れないと

いけないんじゃないかとどうしても思えます。

 

裏切りも面白いと感じているうちはまだ本物ではないのかもしれません。何かの道筋を示せてこそと

いうのも最近の事象で見ることもあり、何か確かなものにまた近づきたいという欲求のように生まれ

てくるのでした。

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朝からミンミンゼミ

2019年07月26日 08時58分26秒 | 珈琲

朝から強烈な日差しの暑い日になりました。

こうなると焙煎も大変です。午前中に焼いて昼には配達に行かなくてはなりません。

 

昨日紹介のカブトムシの歌は今毎朝Eテレの0655で放送中です。

 

しかし、私にとって夏は乗り切ろうではなく、味わうものですね。

 

すると当然あの噴水自販機とうねうねと沢山のウナギが泳ぐ水槽の事を思い出され

それはもはや私の記憶の中にしかない情景なんだなと最近閉まる店が多く、そんな

昔の情景を強く思い描くのでした。

 

そして日比谷野音のポプラの木の香と蚊取り線香の香が思い出され、一連のコンサートのこと

とか今の西武秩父駅にあった農工の思い出とかが溢れてきます。

 

隣りの駄菓子屋には木の冷蔵庫があり毎日氷屋が氷を運んできていました。

何もかもが不便でめんどくさいものに満ちていたのにとても活気があり、

人々も生き生きとしていたようなそんな感じがします。

 

喫茶店に逃げ込まなくても普通に普通の家でもエアコンがあり、携帯電話に

ネットと便利で快適になったもののかつての一体感のようなものが常にあった

様な気もします。

 

先日の100分de名著は小松左京で絶筆になる虚無回廊で今でこそ話題のAIが既に

人工実存が巨大人口建造物に向けて発射されるという構想まで行っているという

驚きの物語でこの夏読んでみたい本になりました。

 

こういう本に触れると日本のアニメの主題とかヒットしたアニメが時間が遡ったり

過去とつながって災害をなかったことにするような話とか大人と子供の差があるような

気がします。

 

しかし、小松左京といっても直ぐに思い出されるのは時をかける少女だとか日本沈没で

東日本大震災の後亡くなり、神戸の震災と日本沈没とつながっているという印象の中で

そのSFの世界は十分に知られていないような印象です。

 

夏になると新宿プラザで見たエイリアンとかスターウォーズを思い出すのですが、また

ブレードランナーのファイナルカットもまた今年上映されるようです。SFと夏も縁がある

ようです。

 

しばらく現実界で汗にまみれてまたSFの世界にしばし浸ってみたいと思います。

 

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