King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

一桁台の朝

2019年11月06日 23時45分58秒 | 珈琲

朝の気温計を見てよいよ冬が来るという感じが増した朝でした。

久しぶりに晴れて穏やかな朝でしたが、朝の露気の残る空気は

どこか焚火の臭いがする朝でした。

 

このように冷え込んだ日にはより温もりを感じる濃い味の珈琲を飲みたいものです。

 

そんな日には入ったばかりのケニアレッドマウンテンが似合います。

 

これは香りが独特で味も味わい豊かで飲めば飲むほど好きになる、飲むたびに魅力が

あふれるといううれしい味です。それなのにあまり知る人もいないしその魅力を語る人も

いないという豆です。しかし、リピーターは多く、早く入れてくれという声もたくさんありました。

 

ただ、豆というのは取れる時期とやってくる時期と買い時と色々とタイミングがあり、

やっと買えたというのが実感です。

 

売り込みの激しい新豆や手摘み完熟豆といった今の流行りや新物を避けこのあまり頼む人も

いない豆を発注し、いつにないマンデリンの大粒でゴールデンを冠する豆もあるという

完ぺきな布陣です。札幌では雪の舞う映像があり、シーズンインを印象付けるこの時期に

これから味を増す豆にお客様の期待も寄せて焙煎に力が入ります。

 

季節のブレンドも霜を経る今の季節の味に共感をいただき、好調です。

 

こちらはこんな味もあるのだという意外と鮮烈ない印象にまったりとした味をイメージしていた秋の味

とは違う魅力に今はこんな季節だとあらためて気づいていただけるようです。

 

秋の秩父とともに珈琲を楽しんでください。

 

コメント
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