ブラッドリークーパーのリミットレスは映画ですが、ドラマシリーズのリミットレスの方を
ずっと見ていてそれにもこのリミットレスの主人公が大統領に近い上院議員という設定で
出てきます。ドラマの方はFBIのコンサルタントでその薬により脳を活性化して事件を解決するという
ものです。この薬は副作用があり、その対処薬はその上院議員が持っていてそれと引き換えに
FBIの捜査をスパイさせられるというストーリーです。
つまり、映画の方が先行でのちにその後日談としてドラマシリーズが作られたのです。
映画の主役はアメリカンスナイパーやたった一つのプレイブックなどの主役ですが、それがその二つの
人だと納得するのにしばらく時間が必要で、それだけ印象がこの映画と違うのです。
この映画では洗練されたやり手の役ですが、前の二つの映画では不器用で武骨でスマートでない
大男の印象です。ところがこちらは大統領を目指すエリートであり、髪形も目の色も違うので印象が
違い、二つの映画の人と結びつかないのです。それだけ演技が素晴らしいのと目の色というのが
人の印象で大事だということが言えると思います。
脳の機能が普段100%どころか20%も使われておらず、あのアインシュタインでさえ20数%だというのは
有名な話です。そのアインシュタインの脳はバラバラにされそれぞれ研究者の手に散り散りになったといいます。
それを集めるプロジェクトがあり、今では一か所に集積保存されているそうです。それも天才の脳という信仰の
ような作用が働いたせいでしょう。
それだけ人間の機能にはまだ未知な力が残されそれを活性化した時のパフォーマンスを夢見る人がいると
いうことでかつて同じテーマで『ルーシー』なる映画もできました。
同じようにサイバーパンク系のSFでは人の脳より大きな脳を持つイルカの脳で戦術兵器を作る話がありました。
イルカは人間より多くの部分を使っているという研究もあり、それにより人間と違う音波による交信を可能に
しているという説もあります。それは通信でなく意識レベルが違うという見方もできます。人間とは違う
交信で思考も言葉や数という概念も違い幸せ指数もそれとは違うものを持っている可能性があります。
人間とは違う距離を自分の力だけで移動しより広く高い知性を身に付けているのかもしれません。
ただ、人間は自分の力以上の電気や蒸気などの機関による運動とか道具による移動を身に付け思考の代わりに
コンピューターを作り、宇宙にも飛び出せると主張する人もいますが、それよりイルカの知性がたかいという
反論になるでしょうか。
遺伝子という本で最後の方で日本のiPS細胞が出てきて日本はその分野でも最先端を行くとなるものと
思っていたら中山ファクターで細胞をさかのぼらせ元の原初の細胞に戻すことに成功したという少ない記述
だけで、それもその遺伝子にがん遺伝子が含まれていてよくないことのように解説していたのが印象的です。
世界では万能細胞というとES細胞が主流で今でもその研究がされていてそれが最先端のようです。日本人は
日本が万能細胞でトップを行く研究をして現にいくつかの治療法では試験段階に入ったという認識ですが、それは
世界には通じてないようです。
このように日本というのはその手法が独自過ぎて世界に理解されないいわゆるガラパゴス化という現象をときに
起こしているようです。それはそもそも日本語だけで海外にうってでるひとが少ないことや人を押しのけて自分を
主張するような環境にないなど様々な特性が重なった結果だと思います。
本来の優秀さを示すためにも今の教育方法とか共通テストの論戦のような低次元でないものをして今後の世界に
対処してほしいものです。