King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

冬の準備

2019年11月05日 12時36分13秒 | 珈琲

延び延びになっていた駐車場も完成しました。

やっと下水工事に掛かれ、トイレの工事と水道栓の工事に進みました。

 

電気工事関連とLED化とまだまだやることが多く、電話とインターネットは予約しても

いつになるかわからない状況です。まだはっきりと移転時期を示せない状況が続きご迷惑を

お掛けいたします。順次状況報告をしていきます。

 

さてそんな中、冬の準備のゴールデンマンデリンに続き、要望が強かったレッドマウンテンも

豆が届きました。これで冬の準備は整いました。どちらも多めに入れましたので、この冬は

この二つの豆を中心に深煎りで焼いていきます。どちらも生の状態から香り立ち、とても

フルーティーで大粒できれいな豆です。

 

このように大粒で深煎りに耐える豆というのは実は多くなく、何でもかんでも深く焼けば冬に向けて

とりあえず味が強く通好みと思っている豆屋さんもいるようですが、そんなことはありません。

 

マンデリンやケニアはとにかく深煎りでというのもただの観念からきているだけなのです。

 

それに世にはびこるマンデリンの酸味が少なく苦みが強いという誤った観念もことを不明確にして

います。

 

マンデリンはそんな味ではないのです。

 

とかく深く焼いて苦いだけという珈琲でない味の豊かさをご堪能ください。

 

ケニアレッドマウンテンも強い要望から入れましたが、これなどはまさに冬に凄みを発揮する

秩父のような盆地では特に味わい深い豆なのです。

 

雪室珈琲というのが越後で売られていますが、これは主にブラジルの豆で作られているよです。

 

そのせいか気の抜けたような感じになると解釈する人もいて冬野菜を雪の下に埋める風習のある

地域の人はちょっと違うと感じると思います。

 

この雪の中に埋められた野菜がどうなるか知っている人にこのケニアの豆が今後寒さを経ると

どう変わるかを知ってもらいたいのです。

 

いえ、大粒豆ファンの人にこの豆がどう変わるかを知って秩父の自然とその寒さとそこに住む人の心と

そんな機微を感じてもらいたいというのが私の冬の目論見です。

 

これから秋から冬へ変わる木枯らしの吹くころ、珈琲を飲みたいと思う方は増えると思います。

 

その温かみと珈琲が与える安らぎと安堵感に奥行きとその深さの変化を知ればもうこの珈琲の

魅力にはまりとりことなります。

さらに秩父の寒さに珈琲豆も味が変化するんだという実感を体験してみてください。

 

コメント
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