King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

みるっこ最強説

2019年11月13日 09時49分47秒 | 珈琲

先月の台風による駐車場建設延期によりずっと遅れている移転問題も相手が

あり一人でどうにもできない問題に突き当たったりとなかなか進んでいません。

 

そんな中、荷物を減らすために仕入れも控えていたのが、冬の本格時期を前にどうしても

今は仕入れ重要期になり、発注を待っていられなくなりそれに連れ他の品にもいろいろと

目が行くこの頃です。

 

最近触れているミルでもそのミルに使う粉受け容器なども皆静電気を嫌いいろいろな工夫を

します。最も多いのはステレンスのカップに変えるというものです。私の知っている人では

独自の器具を開発した人もいてでもそれを見たときにはそれは本末転倒じゃないかという気も

しました。

 

さて、斯様に人々が気にするミルや器具というのもそれで味が変わるからで、ミルを買い替える

人は毎日毎回使うたびに気になる不具合が募った結果でしょう。つまり気が付けるうちは華という

こともいえるのです。

 

前にも触れたNEXTGの通販サイトの口コミを見て、その内容があまりに偏り攻撃的なのに対して

みるっこはほとんどが賛歌に近く、このクラスの製品では比類なきものであるかのような印象を

与えます。

 

その価格差は10000円以上もしておいそれと買い替える気になれないものでもあります。

 

ところがその不具合や不満については前にも書いたとおり、味について変えた人はいないのです。

 

当店では今ほとんど試飲の際にポーレックスの手回しのミルです。

 

電動の安いミルだとエスプレッソ用の粉々にするというのは無理で、これはみるっこでも同様です。

中にはミルっこ信者ゆえかこれでエスプレッソに使用しているという人もいますが、そもそも

エスプレッソを飲まなければそこまでの細かさは必要ないわけです。

 

ところがこのポーレックスはエスプレッソまで可能な挽き目が特徴です。

 

これは知らないとつい締めすぎて普段使っている挽き目にならずに濃いめの味になっているという

こともあります。つまりは使用しない人には無用の長物でもあるのです。もともと私はネルで落としますから

粗挽きから中挽きで、微粉が出ないものを要求するのです。そうなるとみるっこのような挽き目が好まれ

ひどい人になると茶こしでわざわざ振るう人までいます。

 

そういう人の中でもこのミルの金属味に気が付いたり、嫌ったりする人はいないのです。

 

それだけ高いミルに満足感を見出してしまうと、本来のものに気が付けなくなるのでしょう。

実際、みるっこで淹れた珈琲とポーレックスで淹れたのを飲み比べれば一瞬で気が付きます。

それでも信者は普段鉄分が不足しているからなどと抵抗する人もいます。

しかし、豆の味を知るための試飲ではポーレックスの強みが求められます。

ただ、この手回しの労をめんどくさいと感じたり煩わしく思ったらそもそも珈琲の時間が

面倒なものとなってその機会も遠のくことになったら本末転倒なわけです。

だから、ハリオのスマートGという製品には電動のハンディモーターが付いていて充電式です。

 

しかし、挽き目と本体がステンレスでないなど求める性能にないということでこの手の製品を

見るたびポーレックスの完成度が目立ちます。ただし、人により蓋がガタガタするとか精度が

十分でないと指摘する人も稀にいます。一番の欠点は値段です。他の似たような製品は3000円台です。

以前は当店でもそんな値段で売っていました。

 

しかし、今では6000円台でネットでもほぼ定価販売です。

災害の多い日本ではこの手回しの品は一つは備えておきたいアイテムです。それに本体がステレンスと

いうのは大事な要点で携帯性耐久性と衛生面と一番の素材でしょう。

 

 

コメント
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