市内では夜祭の照明をつける作業が始まりました。
今月のブレンドは『経霜』です。楓霜霜を経て紅にという禅語よりつけ
ました。
そんなびっしりの霜は今朝積もりました。
どんどんと寒さを増している、そしていつもはまだ寒いとは言わない時期なのに
今年は何かと寒いと感じます。
昨日、移転先の下水の故障が新たに見つかり、その工事でまた移転は伸びました。
毎度のお客さんとの挨拶もまだですかというものになり、ゆっくりやればいいよと
慰めに変わりと何やら先行きの明るくない話となってしまいます。
そんな暗澹たる気分とは裏腹に寒さとともに秩父市内の様相も色を変え柿の葉や
楓、紅葉,ドウダンツツジ、ハナミズキなどが色付き明るい感じになっています。
ニュースではカニ解禁の報などもあり、私の好きな冬の味覚がまた食べられると
楽しみがまた来るという感じですが、この冬の予定を立てようと各ホームページなど
を訪ねてもまだはっきりとした情報がなかったり、求めるものはネットで得られる
ことはありません。
例えばいつもは行かない東北とか北海道の情報で今までだったら仕事があるので、
往復飛行機で荷物は宅急便で送るというスタイルでしたが、それはせっかくわざわざ
遠くに行くのだからできる限り滑る時間を取ってというスキー主体の考え方でした。
ですが他の人の旅のスタイルなり旅行記などをみるともっと贅沢に一泊二日で北海道に
行って二日スキーをするという人も結構いて私のように一日目と最後の日は移動と観光と
いう考えは端からなく本当に弾丸でスキーに行くという人が多いのです。それでフェリーも
そういう弾丸割引というのがあり、40%も割引になるというので調べてみるとその船の
楽しみ方とか船内でこんないいことがあるという情報もなく、テレビでは自転車旅行の人用に
船をリニューアルしたとか料理を改良したとかドキュメンタリー的な番組を見ていましたが、
この首都圏からスキーに行く人の利便性をいかに向上させて飛行機ではできない旅の魅力と
機動性を解らせる内容になっていないのです。
スキー場のホームページなどまだオープンしていませんしばらくお待ちくださいというところ
が多く、完全に出遅れている内容となっています。つまり、冬場の予約はすでに受けているくせに
ホテルの料理の内容とかマッサージ料金などしばらくお待ちくださいという表示なのです。
それでも毎年スキーに行く人やいつもそこに泊まる人は予約するでしょう。しかし、外国人や
新たにスキーや旅行を考えている人を呼び込むようなものになっていないのです。
今盛んにお節料理の予約のチラシが舞い込みますが、お正月のテレビ番組やお節料理など
今から大量に作られて冷凍保存されているのです。昔は私も有名料亭やデパートのお節料理など
をお取り寄せしたこともありましたが、その裏事情やら内容と値段にもはやその価値などない
ことは思い知り、さらに高級旅館の料理と値段や年末年始のホテルの値段も一番ばからしい
その格差に払う根拠のないものの最たるものとしての認識が完成するとその過ごし方も変化
したのです。
有名旅館やいつもテレビの旅番組に出てくる誰もが憧れる名旅館やクラッシックホテルなど
スキーのための実を取れば一万以上は支出したくないのです。例えば6万もするホテルに泊まり
何が違うかというと出てくるステーキなど卵の黄身くらいの大きさしかなく、ご当地の牛と
なっているもののとてもステーキなどという名前のものではなく、どこに原価が使われているのか
という内容のものが平然と出され手書き風のお品書きとあれこれと説明をされて供されるだけで
百人もの料理を供するので料理は出来立てでボリューム満点などとなるはずはないのです。
そうなると小規模の料理自慢の宿というのがよいということでペンションなどで料理が有名な
ところとか都内の一流店で修業したシェフが移住した店とかに目が行きますが、これも経験上
なかなか良いものはないのです。それにペンションなどだと設備が貧弱なくせに大ホテルと
同等の値段のところも多々あり、まったく需要が理解されていません。
それでも世の中4,5万払って泊まった何とかリゾートの写真を自慢そうに前菜から一枚一枚
写真を上げているのでそれと京都の駅で売られている3000円の仕出しとの味の違いを知り
本人たちはどれほど味わい楽しんだのかと気になるのでした。
まあひとそれぞれで例えば志賀でのスキーで温泉や豪華ディナーより中野のビジネスホテルと
好き家で十分の人もいれば志賀の合宿宿で納得できる人もいるのです。
志賀高原のホテルの生き残りを見れば何がよくて何がダメなのかはおのずと理解されます。
そう考えてくると船中一泊の日帰り北海道スキーもやってみる価値があるのではと調べますが、
フェリーの会社はそれを積極的にアピールしようとも利用しやすくネットで予約とかも考えて
いないらしくページを見ても要領を得ません。とまあこんな調子で、日本語ですらこんな状況
なのでまして海外から日本でスキーを楽しもうという人たちもどれだけ困難なことか見当が
付きます。インバウンドとか旅行者増を呼び掛ける政府も掛け声だけなのです。
そんな貧弱なネット情報でも見ていくとわかることもあり、昨日気付いたのは全コースを
味わう困難さです。志賀や湯沢、野沢などの名物コースなどはそれを目指して毎年通い
色々な人が滑走記録を残していますが、そういうものを見たり自身の記録を見直しても
わざわざ楽しみにこの時期で最盛期ならすべてのコースが開いてるだろうと出かけても
なかなかすべてのコースが開いてることはないということです。それは天候だったり
強風や雪がないか、または降りすぎて雪崩の危険があるとか、雪崩が起きたとか
いつ行っても開いてないというのは私だけでなく誰もが経験して書いています。
だから、神立のオリオンとか草津の本白根第二ペアリフトの脇とか志賀横手山の
ジャンボやキングなど数年通って滑れるのは一度というものです。
そもそもスキー場が突如閉鎖されるというのは毎年どこかで起きていて、今年は
かぐらの下山コースが使えないという報に昔は確かにコースとしてあり、民宿街から
昇るリフトだかゴンドラがかかっていたのがなくなって久しく、まさか今でも下山
コースとして滑らすことがあったのかと気付かせるできごとでした。
さらに今期狭山はシーズン丸まるお休みというのはあんな短い施設で冬だけでも営業存続
できるのなら秩父のミューズパークに夏はサマーゲレンデとして冬は人工雪の一キロぐらいの
コースがなぜ作られないのかということを思わずにはいられません。荒川に作ったジャイアント
スイングなどという一回一万もする施設など誰がやるのかという施設なら断然人工雪スキーの
通年滑れる施設は需要も新たなリゾートの創造にもなると思います。