King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

スマホの罠

2019年11月24日 11時03分45秒 | 珈琲

私は気が付けば、docomoのfomaをずっと使い続ており、それで

何の不満も不自由もなかったわけですが、ここに来てついにそれは

おかしいだろうという差別を受けるので頭にきてスマホを購入することに

しました。

 

世はガラケーなどとバカにしますが、スマホだから素晴らしい機能なんて

そうないのです。

 

それに自宅でネット環境があれば何もスマホがなくても大丈夫なのです。

 

ところが、最近スマホアプリ割なるものがでてスマホ専用の割引でリフト券でも

食事場所などでも差別されるのです。前ならメール会員とかカードを作ると割引

でしたが、アプリをダウンロードするだけで割引になるケースが増え、それが

今までクーポンとかチラシとかをちまちまと持って行ったり、ネットでダウンロード

して印刷したりという手間をかけたものより、さらに割引になるという現状なのです。

 

おかしいのはネット環境からQRコードを読み取りそのサイトにアクセスして

手続きしているのに、アクセスしたのがスマホでないと割引が完結しないというシステム

です。

 

ネットから手続きの方は特典としているのに、これはスマホ専用のサービスだとか

訳の分からない言い訳をしてその特典を与えようとしないのです。

 

それがひとつやふたつでその店だけならそこには二度と行かないと憤るだけでいい

のですが、何お前もかというところが段々増えて、何よりゆうぱっくがいままでの

ビズカードが契約終了で、アプリ割になったのです。これは今使っている持ち込み、

同一お届け先割の150円割引よりさらに安く、その上実績によりさらに10%引きに

なるというのでいちいち前の伝票を携えやっと割り引いてもらっていたのが伝票記入も

なくなりさらに安くなるというのならこれはもうスマホを買うしかありません。

 

格安スマホなら導入経費などしれたものです。しかし、何かそれではつまらない気が

してしまいどうせ買うなら最新の世界一のスマホを手にしてやろうとつい考えるのが

我々世代の陥りやすい考え方です。つまり、世の中に乗ってやろうとする団塊思想の

ようなものが働くのです。

 

ふつうは自分らしさを出すとか世の中に背を向けるというのがカッコよく、ひ

ドロップアウトしたようなアウエー感を醸すのがしらけ世代とか言われた我々世代

であり、みんなが終身雇用で働く中自由に生きるとフリーターなどということばが

できたのですが、結局そんな言葉に踊らされた人は実は馬鹿を見たという歴史を知る

世代でもあり、ただ時代追随と安いスマホなど買い冷笑を浴びるのも良しとせず、

見栄を張り最新のスマホに買い替えるというまさに時代にはまるというか陥穽に

落ちるようなことをしてしまうのです。

 

まあそれはのちにまたレポートするとして、久しぶりに降った雨が実は暖かい日となり

ぶるぶると震えて色々縮こまり、それに加えて新たな移転の障害にぶつかり、すっかり

落ち込みそこにふれた新しいブラジルの豆のうまさにとにかく癒されそれがきっかけに

なり、急に暖かくなり気分も前向きに変わるという踊り場的感覚を得たのでした。

 

普段の今頃だと木枯らしや世のせちがらさや冷たさに身が縮むのはまだ先の12月の中旬から

下旬なのですが、そもそもそのクリスマスのころというのは年末年始とかなにかとせわしく

気持ちだけは先を向いているのに体がまだ寒さについていかずに体調にしろ何か出遅れると

いうのが例年です。

 

それが年末年始のまとまった休暇というのをやめそれに合わせた大掃除などもやらなくなり、

随分毎年の季節行事とその時期だけの物価というのに惑わされないようにしてきたつもりです。

 

もうお正月気分などといいその時に休んだりしなくていいし、その時に高くなる鶏肉、なると、

かまぼこ、みつば、しいたけ、などいつも年中あり、この時期に食べるバカらしさを感じます。

 

ただ、スキー場に関してはスキー人口の減少に日曜にしか開かないコースとかリフトというのがあり、

これはこれでまた厄介です。土曜日曜の関越高速はそれはもう地獄のような行程で楽しかったゲレンデも

この行き来で全てご破算です。そう思う人が多ければ土日にスキーに行こうなどと思う人は減り、

他の平日に分散してもよさそうですが、これはどうやら私のように考えない人の方が多く、効率とか

満足度とかに無頓着な日本人の特質なのかもしれません。だから先進国とはいえない労働環境とか

非効率な働き方とか競争力が落ちているというのはすべてこの普段の様子、年末年始やお盆休みや

ゴールデンウィークになると国民が大移動するような行動と土日の渋滞と毎日の都内の慢性的な

渋滞などちっとも解消しようとしないおバカ性に表れているのです。

 

そしてなんでも人気が出れば行列が現れそこにおとなしく何時間も並ぶという国民性こそが問題です。

 

つまりはみんな馬鹿で何も考えていない人たちなんだというのが良く解ります。より便利にとか

より快適になんてことよりみんなと一緒におとなしく並んでその素晴らしさを行列であらわすなど

飛んだ国民性です。

 

それが解れば自分は人と違うという行動に何も迷うこともありません。

 

ただのバカらしい人気や注目にさらされると値段が跳ね上がり、高いと喜ぶ人たちにとりあげられ

さらに人気となり、本来の実力とは関係ない大衆という信者に支えられ何も改めない無頓着社会と

なっています。

 

そんなものと裏腹なのが当店で今回入れた新豆のサントスですが、これは曰く言い難い味で

これは説明すると今まで書いてきたことにすごく関連していて、今までの大衆としてはこの

ブラジルは知らない味であり、珈琲通といわれる人や自称する人もブラジルというと鼻ジラミ

端からバカにするという味のもので、それは私に言わせれば知りもしないのにというものですが、

これもブラジルですという味にすごい魅力を感じます。それでもいつものサントスの味もそれは

それで更新してしまうものではなく、普段ある味ということで実に興味深く、仕分けしてしまい

ます。

 

こうなると更なる仕分けとより深みに分け入りたくなるわけで、今後は少しより詳しい産地に

踏み入れてみます。

お楽しみに。

 

コメント
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