金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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128:飛田良文・荒尾禎秀 『ことばのはじめ ことばのふるさと』

2007-12-12 17:15:01 | 07 本の感想
飛田良文・荒尾禎秀『ことばのはじめ ことばのふるさと (ことばの探検―3)』(アリス館)
★★★☆☆

今年最後の試練だと思って、また趣味じゃない論説文を
あれこれ読んでおります。
人文系の論説はわりと好きなので、
自然科学系のものと比べたら
読んだり買ったりするのも苦痛じゃない。

本書は大きく分けて、和語、外国語、外来語など
日本語の構成要素についての話と、
語源に関する話の二本立てになっている。
源氏物語や雑誌に使われている語数を調べるなんて、
気の遠くなる作業だよ……。
昭和24年・25年の
「農民・商家の主婦・地方公務員のそれぞれの
一日につかう単語ベスト10」
という調査結果が笑える。
公務員、返事ばっかりしてるし。
しかもこの返事のバリエーションの多さはいったい……

そして、へちまの語源がおもしろい。

「糸瓜(いとうり)」
→「とうり」
→「と」は「いろは歌」では「へ」と「ち」の間
→「へ」「ち」間
へちま

なんだって!!


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コメント
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