吉田修一『女たちは二度遊ぶ』(角川書店)
★★★☆☆
久しぶりの吉田修一。
それぞれに関わった男から見た、
不可解な十一人の女の姿を描く短編集。
最後の「ゴシップ雑誌を読む女」の途中で、
なんかデジャブが……と思ったら、
「野性時代」掲載時にちらっと読んでいたのでした。
「最初の妻」は中学生を主人公にした話で、
これがいちばんインパクトがあった。
苦しい
『7月24日通り』で(作品のしての好き嫌いはともかく)
吉田修一の「女のことを見破ってる」感じを
おそろしく感じたものだけれど、
男視点でも女視点でも、この人の作品には
女に対する妄想というか、「男のロマン」的願望が
感じられないので、登場する女性に対して
まったくといっていいほど違和感を感じない。
そこがよい。
★★★☆☆
久しぶりの吉田修一。
それぞれに関わった男から見た、
不可解な十一人の女の姿を描く短編集。
最後の「ゴシップ雑誌を読む女」の途中で、
なんかデジャブが……と思ったら、
「野性時代」掲載時にちらっと読んでいたのでした。
「最初の妻」は中学生を主人公にした話で、
これがいちばんインパクトがあった。
苦しい
『7月24日通り』で(作品のしての好き嫌いはともかく)
吉田修一の「女のことを見破ってる」感じを
おそろしく感じたものだけれど、
男視点でも女視点でも、この人の作品には
女に対する妄想というか、「男のロマン」的願望が
感じられないので、登場する女性に対して
まったくといっていいほど違和感を感じない。
そこがよい。