金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

68:玄田有史 『14歳からの仕事道』

2010-05-04 20:59:52 | 10 本の感想
玄田有史『14歳からの仕事道 』(よりみちパン!セ)
★★★★☆

一部をどこかで読んだような気がするのだけど、
この本自体をパラ見したのか、模試か何かで見たのか
わからない。

著者は経済学者。
働くことの意味、働くために必要なこと、
社会で要求される力といったものが
わかりやすく書かれている。
といっても、中学生には腑に落ちないところが
あるだろうなあ。
それは体験がともなっていないのだから
仕方ないことではある。
働く大人こそが、目からうろこが落ちるような
発見のできる内容ではないかしら。
でも、学校でやっていることに意味づけをしたがる
子どもにとって、
「これは社会に出てからのこれとつながっている」
と示してくれる本書は、必要かもしれない。
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67:角野栄子『魔女の宅急便〈2〉キキと新しい魔法』

2010-05-04 11:24:40 | 10 本の感想
角野栄子『魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法』(福音館書店)
★★★★☆

宅急便屋も軌道に乗り、
仕事に楽しみを見出すようになったキキ。
しかしある事件をきっかけに、
自分の仕事に疑問をいだくようになる。
とんぼとの関係にも、もどかしさを感じるように
なるが……

***********************************

……!

キキと年が近いはずなのに、イラストのとんぼは
「身なりにかまわず二次元の女の子にしか興味のない、
 おっさん大学院生」
みたいである(わたしの勝手なイメージです)。
彼の絵が出てくるたびに笑いが込み上げてきてしかたない。
おしゃれで可愛い女の子と話しているとんぼを見かけて
気後れしてしまうキキだが、わたしは
「あいつ、絶対モテないから大丈夫だよ……」
と思ってしまい、キキの気持ちの揺れにも
ちっとも同調できない。

年末、電話で呼び出され、ロマンチックなことを期待して
キキはとんぼのところに行く。
何の用かと思ったら、作りすぎたといって大量の芋を
プレゼントするとんぼ。
ダメすぎる!
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