金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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97:千木良悠子 『だれでも一度は、処女だった。』

2010-06-13 22:24:59 | 10 本の感想
千木良悠子『だれでも一度は、処女だった。』 (よりみちパン!セ)
★★★★☆

短絡的な人には、読んだというだけで
人格を疑われてしまいそうなタイトルだな!

イラストは辛酸なめ子。
これはほかと違って100%オレンジじゃないのね。

10代から60代まで、さまざまな年代の女性たちの
初体験に関するインタビュー集。
冒険だなあ、「よりみちパン!セ」!!……と
思っていたのだけど、
時代背景や性に関する意識の変遷が見えるようになっており、
宮台真司や清水良典のほか、産婦人科医の話も収録されていて、
イロモノ本ではありませんでした。
考えさせられるところもあり、
ちゃんと児童書として配置できる内容。
テーマ的に、仕事ではすすめられないんだけど、
男の子は読むといいよ!
コメント
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