山本史也『古代の音―続・神さまがくれた漢字たち』(よりみちパン!セ)
★★★☆☆
一冊目の『神様がくれた漢字たち』もかなり難解で、
語彙や抽象概念の問題でまず小学生には無理!
という感じだったのだけど、
二冊目のこれは中学生でも無理。
高校生でも危ういかも……
一冊目は漢字の「かたち」の成り立ちを中心に
語られていたのだけど、二冊目のこれは
ことばの始まりともいえる「音」にスポットをあてて
語られている。
ことばの呪術性についての話はおもしろかったし、
中国や日本の古代史料の引用も
個人的に興味深かったのだけど、
自分の考えを述べる際に断言する根拠が
示されていないことが多いので説得力に欠ける。
しかも、ここまで「読者にわかるように書こう」という
意志が感じられない文章は久々だ……。
ついてこられるやつだけついてこい!な一冊でした。
★★★☆☆
一冊目の『神様がくれた漢字たち』もかなり難解で、
語彙や抽象概念の問題でまず小学生には無理!
という感じだったのだけど、
二冊目のこれは中学生でも無理。
高校生でも危ういかも……
一冊目は漢字の「かたち」の成り立ちを中心に
語られていたのだけど、二冊目のこれは
ことばの始まりともいえる「音」にスポットをあてて
語られている。
ことばの呪術性についての話はおもしろかったし、
中国や日本の古代史料の引用も
個人的に興味深かったのだけど、
自分の考えを述べる際に断言する根拠が
示されていないことが多いので説得力に欠ける。
しかも、ここまで「読者にわかるように書こう」という
意志が感じられない文章は久々だ……。
ついてこられるやつだけついてこい!な一冊でした。