金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

37:穂村弘 『絶叫委員会』

2011-05-04 12:29:30 | 11 本の感想
穂村弘『絶叫委員会』(筑摩書房)
★★★★☆

友人や同僚の台詞、通りすがりに聞いたおしゃべり、
街角で見かけた広告……等々、日常の中で生まれては消えていく
言葉の数々を取り上げたエッセイ。
表紙に取り上げられているのはこの三つ↓。

「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」
「日本人じゃないわ。だって、キッスしてたのよ」
「噛みつきますから白鳥に近づかないで下さい」

揚げ足取りではなく、笑えるだけではなく、
この言葉の生まれる背景にユーモアをまじえた
考察を加えているところが良い。
やっぱりおもしろいですな、ということで★4つ。
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36:三浦しをん 『ビロウな話で恐縮です日記』

2011-05-04 12:02:19 | 11 本の感想
三浦しをん『ビロウな話で恐縮です日記』(太田出版)
★★★☆☆

久々の三浦しをん。
これはブログ日記を書籍化したもの。
その存在も知らなかったのだけれども、見てみたら
ブログはいまも更新されている模様。
短くともオチのついた笑える日記で、気分転換できました。

読む側としてtwitterが「あまりおもしろくないなあ……」と
感じられるのは、言葉が断片的すぎて
一つ一つのつぶやきに読むに値する情報が入っていないのも
あるのだけど、一番の理由は一覧できないからだという気がする。
その点ブログはある程度クリアできているのだけど、
やっぱりまとめて読むのは面倒くさい。
わたしはブログを読むときはRSSリーダーを使っていて、
これはコンスタントにチェックする分にはいいのだけど、
まとめて読みたいときはやっぱり本という形態がいちばん楽。
タダで読めるブログがあるのに、ブログ本が商品として成立するのは
そういう理由なんだな。たぶん。
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