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★★★★☆
1940年、パリから逃れる途中でドイツ軍の攻撃を受け、
目の前で両親を殺害された少女・ポーレット。
難民の列からはなれ、川に投げ捨てられた飼い犬の遺体を
追っていたポーレットは、農家の少年ミシェルに出会う。
話を聞いて同情したミシェルに家族のもとに連れていかれ、
ポーレットは彼の家で暮らすことになった。
ミシェルから、死んだものは埋めるのだと教えられたポーレットは、
飼い犬だった子犬のための穴を掘り始める。
お祈りと、墓の作り方を教えたミシェルは、
子犬がさびしがるというポーレットの言葉に応え、
死んだ虫や動物などを次々に埋めてお墓を作り、
教会や墓地から十字架を盗もうとするようになる。
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無邪気で残酷な子どもの世界を描いた作品。
主題歌が有名ですね。
戦争や貧しさというのは大人たちの都合で、
そのとばっちりを受けながらも
大人の事情や常識にはまるで頓着せずに
自分たちの遊びに没頭する子どもたち。
その大人社会から隔絶した世界の浮遊感が
なんとなく恐ろしい。
子役の二人の可愛らしさに胸キュン。
特に小さな女の子とヒヨコの組み合わせは、
もだえるくらいに可愛いな。
ポーネットの小悪魔ぶりは末恐ろしいよ。