金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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NHK大河「平清盛」レビュー42

2012-10-28 20:46:23 | NHK大河「平清盛」レビュー
【今日の重盛】

ゴッシーには無茶な命令を下されるし、
義兄の成親はまた裏切ってるし、
親父は狂ったように暴力振るってるし、
今日も着々とストレスを蓄積。

来週、ついにか……
この状況、ストレスで死んでも仕方ないと思えてきた

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政子さん、あんた漢や!!

とでも言いたくなる政子のイケメンぶり。

時政が持ってきた平家に連なる山木判官との縁談を
「佐殿を放っておけない」と断ろうとするものの、
時政にビンタされて嫁入りを受け入れる政子。
雨の中、山木のところへ向かっていたはずが、
突然頼朝のもとへあらわれ、
「おそばに置いてください!」
とか恋する乙女みたいなことを言うのかと思いきや、
またもや頼朝に発破をかけるのであった。

頼朝「わたしを明日へ連れていって!」
政子「ともに参ろうぞ! まだ見ぬ明日へ!」

ヒーローとヒロインが完全に逆転しておった。
政子のセリフがくさいのはヒーローだったからなのか……。
禿の一種みたいだったのがちょっと女っぽくなってたけど、
政子からはあまり恋愛感情が感じ取れず、
嫁入りの話を聞いて
「あんな女を嫁にもらおうって男がよくいたよな!
 来なくなってせいせいする!」
とかツンデレみたいなセリフを吐いてた頼朝のほうが
よっぽど恋愛体質だと思った。
それにしても、ジャングルのような道なき道をかき分け
婚礼に向かっていた政子……
どんな未開の地へ嫁入りする予定だったんだよ!


盛り上がるかと思っていた鹿ケ谷の陰謀は、
個人的にはいまいち入り込めず。
西光さん、キャラ変わりすぎだよ!!
清盛の国づくりには志がなく、
ただ武士を侮っていた王家や公卿への復讐でしかないと言った
西光に清盛がマジギレし、
西光に蹴りを入れまくってリンチするんだけど……
どう考えても、あの音は人体から出る音ではない。
西光の体はいったい何でできているの?

今回はすっかり忘れていたような
清盛の出自コンプレックスが爆発だったわけなのだが、
第三部に入ってから、清盛の内面が
ちっとも描かれなくなってしまったので
(と言っても、第一部は宮中の昼ドラだったので、
 描かれていたのは第二部だけか)
いまいち釈然としないところが多い。
最終回までに清盛の行動にちゃんと説明をつけてくれるんだろうか。

【その他いろいろ】

・ゴッシーによっていきなり天台座主を解任されて
 拷問されたあげく、流罪にされかかった素敵眉毛の明雲。
 親分を奪回する山法師たちにしびれた。

・乙前はいったい今いくつなの??
 彼女はもう妖精になってしまったのかもしれない。
コメント (2)
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