金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『日日是好日』

2020-04-18 16:46:07 | 映画の感想
2020年の映画⑥:『日日是好日』(大森立嗣監督)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。
そんな典子(黒木華)は、いとこの美智子(多部未華子)とともに
「タダモノじゃない」と噂の武田先生(樹木希林)のもとで
“お茶"を習う事になった。
細い路地の先にある瓦屋根の一軒家。
武田先生は挨拶も程々に稽古をはじめるが、
意味も理由もわからない所作にただ戸惑うふたり。
「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、
 後から『心』が入るものなの。」
と武田先生は言うが――。
青春の機敏、就職の挫折、そして大切な人との別れ。
人生の居場所が見つからない典子だが、
毎週お茶に通い続けることで、何かが変わっていった……。

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前半、
「まさかこのまま山もなく『茶道ってすてきだよ☆』って
 プロモーションみたいなのが続くんじゃないだろうな……」
と危惧してたんだけど、ちゃんとドラマがあってほっとした。

「一期一会」の言葉が出てきた段階で、ああ誰か亡くなるんだな……と
読めてしまったけれど、てっきり先生が亡くなってしまうのかと。
ムードに流されているのもかもしれないけれど、
過ぎてきた長い年月に思いを馳せ、
タイトルの「日々是好日」の意味を重ねることで
じんわり感動してしまった。

知識に自信が持てなくて、適当に返事したあとで
「あちゃー」と思って自己嫌悪することがよくあるので
あの場面は身につまされてしまった。
フックは自分の中にたくさんあって、
それを手掛かりに参照することはできるけれど、
かっちり覚えていないので自信が持てないんだよ。


コメント
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