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★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
珠子はダブル塾通いをする小学6年生。
ぼんやりむかえた夏休みに、
無心に砂像を作るヒカルと出会う。
強烈な個性をもち、成績もトップクラスのヒカルは
「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という。
家庭環境も性格も異なるふたりの少女が、
たがいを受け入れ、まっすぐに世界と向きあっていく姿を
さわやかに描く。
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今年度の読書感想文コンクール小学校高学年の部の
課題図書。
今度はサンドアートか~。
児童文学も、差別化のために
マニアックな題材を発掘してこなくちゃいけなくて
大変だね。
小中学生の生活からかけ離れると
読者がついて来られないものだから、
結局メインストーリーは、その題材ならではのものではない
友情とか親子関係とか将来の夢とかにせざるをえず、
取材の大変さとか、題材をストーリーに絡める工夫のわりに
題材自体が印象に残らないという……。
ヒカルが、
「そりゃ友達おらんし、嫌われるわ」
という面倒くささで、それが結局最後まで
たいして改善されず、
きれいごとで終わらないところはよかった。