2021年の映画⑲『ピーターラビット™ (字幕版)』(ウィル・グラック監督)
★★★☆☆3.5
【シネマトゥデイのあらすじ】
イギリスの湖水地方。
いたずら好きなうさぎのピーターと
心優しい女性ビア(ローズ・バーン)が暮らす家の隣に、
ロンドンから神経質そうな青年
マグレガー(ドーナル・グリーソン)が引っ越してきた。
彼がビアに惹かれたことで、
ピーターとマグレガーはライバル関係になる。
さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、
マグレガーも反撃を試みるが……。
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聞きしにまさる「よく許可下りたな!?」なコメディ。
もともと自分たちの土地だったのを、
後から来た人間が奪った……というウサギ側の言い分はあれど、
序盤から、丹精込めて世話している菜園を荒らしまわる
動物たちの害獣ぶりに、この映画のスタンスが現れている。
ブラックベリーにアレルギーがあると知って
わざとマクレガーに食べさせて
アナフィラキシーショックを起させるわ、
マクレガーが設置した電気柵に工作して彼を感電させるわ、
「いたずら」なんて可愛いもんじゃないよ。
一歩間違ったら死んでるレベル。
対して、マクレガーも大量のダイナマイトを
ウサギたちの巣に投げ込み、全面戦争へ……
最後はめでたしめでたしだが、
これを「実写化」と言っていいのか!?
なんだかんだで面白く見てしまった。
90分でコンパクトにまとまっているのはありがたい。