わけあって「少女漫画的王子様」の研究をするため、
積ん読してあった少女漫画を消化しはじめた。
菊石森生・支援BIS『辺境の老騎士 バルド・ローエン〈1〉』
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ヒロインは可愛いし、絵もきれいだし、
ヒーローのかっこよさも伝わってくる。
でも、「たいして親しくない」以前の初対面の男の子が
頭をくしゃっ、ってやってくるところでゾッとしてしまった。
いや、わかってる、「頭ぽんぽん」とか「髪の毛に触る」というのが
男の子にドキドキするきっかけとなりえた時代があったんだって。
というか、10年くらい前は、小説でも漫画でも、
普通にこういう描写があふれていた。
……と、ここまで書いてこの漫画の発行年月日を見たら
2019年だった。
あれ、少女漫画界では今もありなの???
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おばさんなので、
1.「恋に落ちた」
2.「告白する」
3.「付き合い始めた」
4.「初めてキスをした」
の4段階が2話で済んでしまったことに、
「えええ~これが今どき!? 超特急~!?!?」
とびっくりしてしまった。
メインが「恋の成就まで」ではなく、
「付き合い始めてからのあれこれ」なのだということは、
読み進めていけばわかるんだけども。
ライバルが出てきて一波乱! かと思いきや、
思ったより波風も立たず、可愛いカップルを愛でる感じ。