万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)』
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
かのこちゃんは小学1年生の女の子。
玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。
マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。
ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋に
マドレーヌ夫人が逃げこんできて……。
元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、
この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。
誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、
やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。
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Kindle unlimitedにて。
思いがけず、終盤で泣いてしまった……!
小学生のかのこちゃんと、猫のマドレーヌの関係が
メインではなく、それぞれの世界と人間(猫〉関係があり、
それが交差してじんわりと染み入るようなラストに。
玄三郎のための願いを叶えてくれたかのこちゃんに対する
マドレーヌの感謝、美しい。
著者の作品、6冊しか読んでないけど、
これがいちばん好き。
トイレのネタがなければ★5だった!
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/15333f10c520c7b8e570ec09c04616b7
>「無敵の小Ⅰ×最セレブな猫」「わたしの街の最強コンビ」
こんな帯がついていたのですね!
(最セレブとは一体……?)
電子書籍は帯がついていないので、売り文句の楽しみがないのが残念です……