金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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18:濱野京子 『フュージョン』

2010-01-29 10:59:28 | 10 本の感想
濱野京子 『フュージョン』 (文春文庫)
★★★★★

うまくいかない親との関係に苛立つ中学2年生の朋花は、
公園で二本の縄を使って飛ぶ大縄跳び「ダブルダッチ」を
している同級生3人に出会った。
優等生の美咲と不良だという噂のある玲奈の
意外な組み合わせに興味を引かれ、仲間に入る朋花。
新しい友人とダブルダッチとの出会いを通し、
成長していく朋香の姿を描いた青春小説。

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おもしろかった!!

主人公がちっとも賢そうじゃないのと
弁が立つようにも思えないのとで、
職員室に乗り込む場面では違和感があったし、
兄に関するエピソードはあまりにも非現実的で
残念な印象が強いのだけど、
それらのツッコミどころを補ってあまりある
おもしろさでした。
もっと読みたかったなあ~と思わせる設定もあって、
物足りなさが逆によかったのかも。

『その角を曲がれば』も読んでみたい。

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