岡本綺堂『玉藻の前』
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
明治から昭和初期の劇作家・小説家である岡本綺堂の戯曲。
初出は「婦人公論」[1917(大正6)年]。
昔から祟りがあると言い伝えのある古塚の森に迷い込んだ
幼なじみの美少女、藻を救い出した少年、千枝松。
しかし、その日を境に、素直だった藻は人が変わったように
冷淡となり、彼女は千枝松を捨てて、
関白、藤原忠通の侍女になってしまう。
藻と千枝松の美しく切ない悲恋物語。
**********************************
ずいぶん前に読んだのだけど、記録するのを忘れていた。
以前読んだ漫画版、原作は岡本綺堂だったんだな。
玉藻の前伝説にオリジナル要素を付け加えて
悲しくも美しい、切ない物語に仕立てている。
文章も全く古びておらず、流麗。
玉藻と、忠通・頼長・信西をからませて、
保元の乱へ至るストーリーになっているのにも無理がない。
この保元の乱との絡みは、
岡本綺堂のオリジナルなのかと思ったけれど、
そうではなくて結構昔からある話なのね。
玉藻の前
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
明治から昭和初期の劇作家・小説家である岡本綺堂の戯曲。
初出は「婦人公論」[1917(大正6)年]。
昔から祟りがあると言い伝えのある古塚の森に迷い込んだ
幼なじみの美少女、藻を救い出した少年、千枝松。
しかし、その日を境に、素直だった藻は人が変わったように
冷淡となり、彼女は千枝松を捨てて、
関白、藤原忠通の侍女になってしまう。
藻と千枝松の美しく切ない悲恋物語。
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ずいぶん前に読んだのだけど、記録するのを忘れていた。
以前読んだ漫画版、原作は岡本綺堂だったんだな。
玉藻の前伝説にオリジナル要素を付け加えて
悲しくも美しい、切ない物語に仕立てている。
文章も全く古びておらず、流麗。
玉藻と、忠通・頼長・信西をからませて、
保元の乱へ至るストーリーになっているのにも無理がない。
この保元の乱との絡みは、
岡本綺堂のオリジナルなのかと思ったけれど、
そうではなくて結構昔からある話なのね。
玉藻の前