慶喜も川村も伊藤も老け込んで、
美賀ちゃんなんか亡くなっちゃったのに、
栄一はお肌ツヤッツヤのままじゃん!!
民部公子もあんなピッチピチで37歳はないやろ……。
しかしもう、このドラマも残すところわずかだし、
栄一も結構な歳になってるんだよね。
息子・篤二、非行に走る、の巻。
父は当代随一ってレベルの実業家で、
姉妹と結婚した義兄弟たちもエリートで、
なのに自分は渋沢栄一の嫡男ってだけでちやほやされてて、
何者にもなれず、
いたたまれないのは、まあ、わからないでもない。
姉妹たちが、
「お父様の仕事の邪魔にならないように」
って自分たちで嫡男の問題行動に対処しようとしてるのも
嫌なんだろうな~。
でも、篤二、そこまで悪いことしてなくない??
女遊びしたり、女連れて学校の寮を脱走しただけじゃん。
栄一みたいに、テロリストになって焼き討ちしようとしたり、
横領したり、よその女に子を産ませたりしてないよ!
腹違いの弟たちと遊んであげて、慕われているし、
たぶんいい人。
「渋沢栄一の息子」じゃなければ、プレッシャー感じずに
生きていけたのにね。
歌ちゃんが、
「あれほどの仕事をなさったお父様なら欠点があっても仕方ない」
って言ってるのには、笑ってしまった。
彼女も、自分の父が品行方正だとは決して思っていないのね。
栄一が息子の行動について「自分のせい」って言ったの、
自分の教育のことを言ってたのかもしれないけど、
遺伝でしょ、女関係は……。
【その他いろいろ】
・おくにさん、
「新たな人生を歩みたいと、渋沢家を出て行くことになりました」
って。
このドラマの、統制された明るく前向きなムードによって
さらっと流してしまいそうになるけど、後妻も来たし、
描かれないけど栄一は次々に女に手を出すし、
だんだん居場所がなくなっちゃったんじゃないだろうか。
・バザーのときの、栄一や井上のブルジョワぶりよ。
・ついに栄一も暴漢から襲われるようになったか。
大久保も大隈も板垣も伊藤も……と思うと
だんだん感覚が麻痺してきて驚かなくなる。