吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

昔話2

2008年11月05日 06時15分54秒 | インポート

 患者さんを搬送してくれない理由は、点滴と言う医療行為がなされたなら医療管轄下なので医師の同乗が必要だというのだ。かといって自分が当直病院を離れるのは職場放棄になる。でも救急隊は絶対に譲る気配はない。・・・しょうがない、やむにやまれず先ほど入れた点滴を抜く羽目になった。心では「数分後、向こうの病院についたらまた同じ点滴をさすんだろうなぁ・・」とやりきれなかった。まさにやっとの思いで作った夏休みの工作宿題を学校に持っていく前に自分で壊してしまうような、そんな感覚だった(といったら大袈裟か?)。