喘息で通院中の高齢の女性である。昔からの喘息持ちで、当院に来られた時にはすでに都公害喘息の認定患者であり、喘息については治療費が免除されていた。この更新書類は2年に1回主治医が記載するのであるがそれほど面倒な書類ではない。ここしばらくは自分がこの更新書類を書いていた。最近では吸入ステロイドの一番軽いやつを1日1回吸入するのみでほとんど発作は年1回起こすか起こさないかになっていたのである。
ある日のことである。「先生、実はここ数年ずっとステロイド吸入はしていないんですよ。それでも発作は起きていないし、もう薬はいりません」と言われた。事実、ここ数年、持病の血圧の薬のみの処方だけでステロイド吸入薬は処方していないのである。その方は続けた。
「だから、更新書類はもういりません。先生かいてくれなくて結構ですよ」と喘息認定の更新をしない方針であることを本人から告げられた。
まあ確かに2年近くも何ら治療薬なしで発作はない。しかも本人が更新しないというのであればそれも妥当である。
ある日のことである。「先生、実はここ数年ずっとステロイド吸入はしていないんですよ。それでも発作は起きていないし、もう薬はいりません」と言われた。事実、ここ数年、持病の血圧の薬のみの処方だけでステロイド吸入薬は処方していないのである。その方は続けた。
「だから、更新書類はもういりません。先生かいてくれなくて結構ですよ」と喘息認定の更新をしない方針であることを本人から告げられた。
まあ確かに2年近くも何ら治療薬なしで発作はない。しかも本人が更新しないというのであればそれも妥当である。