吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

会津の気骨 その1

2016年11月17日 06時37分40秒 | 日記
 10月13日TVのニュースで聞いた話。
 賊軍と位置付けられている西郷隆盛や白虎隊は靖国神社に合祀されていないそうである。
 日本のために尽くした人たちなので合祀することが望ましいと石原元東京都知事がコメントを述べた。街頭インタビューでは街の人達も、概ねみな賛成で好意的に捉えていた。

 ところが会津在住の白虎隊の生き残りの孫にあたるかたのインタビューがあったが、合祀に関しては「とんでもない、話の次元が違う」と憤りをあらわにした。自分はピンと来た。

 30年近く前の話である。自分は大学の医局から派遣で会津若松市内の病院に出張になった。初めての土地である。会津のイメージは「なんとなく白虎隊」程度であった。でもそれは歴史の中の1ページであり今は、今の時代の考え方で市民も暮らしているのだと思っていた。鶴ヶ城や日新館など観光名所もあるがそれはどこの観光地にあるものと同じであった。しかし病院勤務のため会津に暮らし始めたのだが・・・。