吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

江川紹子氏、麻原元死刑囚と弟子の責任は「天と地ほど違う」と その3

2018年08月01日 06時25分48秒 | 日記
 「テロやカルトとは何か、今後このようなことを起こさないように・・」という社会正義らしき大義名分を持ってして、「だから弟子達の死刑執行はすべきではなかった」というのはちょっと首をかしげてしまう。
 死刑執行停止の是非と今後のテロ抑止のための要因分析とは別の次元の問題である。
 もしテロ抑止という大義名分があるのなら、なぜ今までその大義名分を全うすべく行動を起こさなかったのか? なぜメディアの人達がいつも行っている「土足で人の心の中に踏み込んでいく」ような取材行動をとらなかったのか? 
 逮捕されてから今まで20年が経過している。「傍若無人なメディア人」であればいくらでも取材はできたであろうし、裁判の担当弁護士へも夜討ち朝駆けして情報聴取ができたはずである。
 そのような努力をしたかどうかは知らないが、弟子たちの死刑執行が行われてから「事実の解明が・・」とか「オウム事件の解析と研究が進まなかった」と後付で言うのは後ろ向きで、なんら進歩性を感じない。