何となく違和感

　先日TVのニュースで観た。韓国での出来事なのだが、マクドナルドの店頭で客が注文品の出来上がりが告知された電光掲示板をみておらず、「随分待たされた」と激怒し、商品を店員の顔にぶつけるという暴力をふるっていた。また別の事例であるが、同様に化粧品店の店頭で女性客が試供品を腕に塗ったら痛みが出てきたと女性店員につかみかかり暴力をふるっている映像が映し出された。何とも直情的というか抑えが効かないというか、怖ろしい映像であった。
　これが日本であれば当然、暴力を振るった方が悪いのである。ところが（たぶん）監督官庁からの通達（指導？）であるが、「店舗経営者は暴力から店員を守る義務がある」と経営者の落ち度を指摘したのである。暴力を振るった方についての是非については触れていない。
　まあお国柄の違いなのかもしれないが、韓国では「お客様は神様」なのであろうか、あるいは暴力を伴う過激なクレームは当然の自己主張として認められているのであろうか？
　まず暴力根絶ではなく、最初から暴力ありきであり、被害者側の対応が先決とは日本人的な発想からすると何とも違和感を覚えるのである。
　韓国はそれが普通なのであろうか？　だとしたらやっぱり怖い国である。