東京都千代田区の靖国神社でぼやがあり、中国(香港)籍の男が建造物侵入容疑で逮捕された事件で、男が火を付けたのは東条英機元首相の名前が書かれた紙のようなものだったことが12月12日、警視庁公安部などへの取材で分かった。
公安部などによると、逮捕された郭紹傑容疑者(55)は同日朝、境内の参道に東条元首相の名前が書かれた筒状の紙のようなものを立てて火を付けた。その上で「南京大虐殺を忘れるな」と中国語で書かれた横断幕(縦約50センチ、横約135センチ)を手に持って近くに立ち、「打倒軍国主義」「日本は謝罪しろ」などと連呼したという。
郭容疑者は「段ボールで作ったものに火を付けた。(旧日本軍による1937年12月の)南京事件に抗議するためだった」と供述。公安部は同日夜、一緒にいた友人で同国籍の自称保険会社社員厳敏華容疑者(26)も建造物侵入容疑で逮捕した。「靖国神社に入ったことは認めるが、やったことは話したくない」と供述しているという。
2人は香港から来日し、千代田区内のホテルに滞在。厳容疑者は動画撮影を担当していたとみられる。現場は第二鳥居と神門の間の石畳で、火はすぐに消し止められた。建物などに被害はなく、けが人もいなかった。
公安部などによると、逮捕された郭紹傑容疑者(55)は同日朝、境内の参道に東条元首相の名前が書かれた筒状の紙のようなものを立てて火を付けた。その上で「南京大虐殺を忘れるな」と中国語で書かれた横断幕(縦約50センチ、横約135センチ)を手に持って近くに立ち、「打倒軍国主義」「日本は謝罪しろ」などと連呼したという。
郭容疑者は「段ボールで作ったものに火を付けた。(旧日本軍による1937年12月の)南京事件に抗議するためだった」と供述。公安部は同日夜、一緒にいた友人で同国籍の自称保険会社社員厳敏華容疑者(26)も建造物侵入容疑で逮捕した。「靖国神社に入ったことは認めるが、やったことは話したくない」と供述しているという。
2人は香港から来日し、千代田区内のホテルに滞在。厳容疑者は動画撮影を担当していたとみられる。現場は第二鳥居と神門の間の石畳で、火はすぐに消し止められた。建物などに被害はなく、けが人もいなかった。