吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

交通事故けが人の搬送やめる 尼崎市消防、コロナ陽性を理由に 現場に戻って置き去り その7

2022年08月27日 06時15分24秒 | 日記
 第7波になってまた救急搬送業務が逼迫・崩壊しています。一度、当務の救急隊が現場へ出場すると次から次へと搬送依頼がかかり24時間、現場→病院→現場→病院・・・の繰り返しになっています。24時間休みなしの激務はいわゆるブラック企業といわれるのでしょうがだれもそんなこと言いません。
 それにもかかわらず「救急隊員が仕事中にコンビニで買い物していた」「仕事中にサボっていた」「公務員のくせにけしからん」という、無理解な市民からのクレームが消防に時々入るそうです。米国ではスーパーなどで警官や救急隊員が制服でレジの列に並んでいると、一番前に誘導してくれます。また店にもよりますがおまけにドーナツを1個追加してくれるとも聞きます。米国では彼らが生命と健康を守ってくれる人たちであると認識しています。
 日本で彼らにクレームを入れる人たちは、彼らが電話1本無料で現場にきて24時間365日休憩時間なく働き続けることが当たり前のことだと思っているのでしょうか?
 日本でのこのようなクレーム話は後を絶ちません。このようなクレームを入れる人たちは今までどのような教育を受けてきたのか情けなくなるとともに、日本人の民度なんてたかが知れていると思わざるを得ません。残念です。