吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

波乗り医療者、徳島県が移住・定住PR…海岸へ3分「サーフ・ホスピタル」としてブランド化 その5

2024年10月28日 06時35分15秒 | 日記
 この繁忙期の当直は熾烈を極めました。1日の仕事を終えて、夕方、当直のために救急外来に行くとすでにカルテは山積みされていました。一人ひとり片付けても山の高さはまったく低くなる傾向をみせず、そしてそれと平行して救急車が何台も入りました。外科処置が入るとまた酔客が大声をだして文句をつけたりで、泣きたくなります。いざ縫合しようとすると「いやちょっと待て、縫合するって、おれに考えさせろ、触るな」というので、そのままそこに放置すると血を垂らしながら寝込んでいます。見かねて創を抑えようとすると「え 何だ、触るな! 訴えてやるぞ!」と騒ぎます。このような人は当時は珍しくもありませんでした。浴衣をきた血だらけの酔客をみるとゾッとします。もちろん怪我に対して処置できるかどうかの技術面で自分が不安になるのではなく、この患者の治療終了までにどのくらい時間がかかるのかと途方に暮れてゾッとするのです。
 診療報酬に「迷惑料」の点数加算を入れてほしいと本気で思いました。


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