公共の場所からゴミ箱がなくなってから久しい。これは地下鉄サリン事件以来である。駅構内にはゴミ箱はほとんどみあたらず、まことにもって不便極まりない。かろうじてコンビニの店前にはゴミ箱をサービスのためにおいてあるようだ。最近では公共料金の振込みや宅配やら預金引き出しやら、コンビニのはたす公共性は大きくなっている。
昔は公共の場所でみんな喫煙していた。そして平気で道路に吸殻を捨てていた。今、思うとマナーが悪かった。そして昔は公共の場所には灰皿は置いてあったが、今では逆に公共の施設はすべて禁煙になっているので灰皿はおいていない。かろうじてJRの駅のホームの両端あたりに見かける程度である。屋内でもすえない屋外でも条例で規制されている場所もあり愛煙家はつらいだろう。
喫煙人口は、最近随分へってきた。しかし高齢者の方では喫煙割合が比較的高い。喫煙の害は昔は肺ガンが強調されていたが、いまでは心臓病や肺気腫などの慢性呼吸器疾患が有名である。先代の亡き父も最期まで喫煙をやめなかったが、どういうわけか肺気腫にはならなかった。むしろ心臓系統のほうで亡くなったが、胸部レントゲンは立派な肺であった。晩年こそ本数は減ったが1日100本近く吸っていたこともあったが、普通なら肺気腫になるのに不思議だ?
知り合いからの情報であるが、タスポカードにお金をチャージできるシステムがあるらしい。今の世の中、バスや電車のカードもお金をチャージして乗車時のみならず、買い物などいろいろな場所で使用できる。ところがこのタスポカードは煙草の自販機だけにしか使用できず、しかも自販機も機種によってはカード払いに対応できないそうだ。これでは汎用性もないし使い勝手も悪い。どうも今の世の中の流れには乗れそうもないシステムだろう。
未成年者がタバコを買えないようにカードの許可制になった。自分はすでに禁煙して久しいが、自分が未成年者のころ、成人、未成年をとわず周囲の喫煙率はかなり高かった。それからウン十年たっているが、喫煙人口はどんどん減少している。それと同時に未成年者の喫煙人口も減っていると思われるのだが、それにもかかわらず数百億円をかけてタスポ制度を導入するのは何か理由があるのだろうか?
うちは経口内視鏡である。きちんと咽頭麻酔をして丁寧な挿入を心掛ければ今まで9割以上の人が「さほど苦しくなかった」といってくれる。ある程度の技術でカバーはできるはずだと思う。しかしながら最近では、「鼻からのカメラはやらないのですか?」と聞かれることが多い。今後の世の中の流れはいずれ経鼻内視鏡にすべて置き換わると思うが、「苦しくない」という利点のみ強調されるのは如何かと。検査の精度や処置能力の差については患者さん側には伝わっていないと思われる。
先代である父の医師会歴は長かったため、自分も医師会には顔を出さないといけないと思い、なるべく常会や勉強会には顔を出すようにしている。しかしながらまだ開業して1年にもならないのでまず本業が軌道に乗ることが先決であり医師会活動は少し末席から様子を伺うつもりでいた。ところがっ!・・わずか半年で委員を2つも言い付かってしまった。まだ医師会内の組織図も委員の種類も活動内容も知らないのに無理だなーと思う。「まあ いずれやるんだから早いうちがいいですよ」言う言葉に「はぁ・・」と生返事。結構いろいろ勉強しなければならないことは多い。
友人がミクシーで薦めていた本であるが面白そうである。世をあげてエコロジーブームであるがどれが本物であるかはエビデンスがないものも多い。前からアイドリングストップバスもいいといっている割にはあまりみかけない。どうもエンジン始動時にその都度、大量の排気ガスを出すらしい。渋滞の多い都会ではむしろ反エコであろう。
「偽善エコロジー」(幻冬新書)
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/080702/env0807020259000-n1.htm
知人が言っていました。「良い楽器は飴玉より安い」と。 彼曰く、3分で口の中で溶ける100円のチョコや飴よりもずっと楽しみ続けられます。精神論ではなく、良い楽器は、何十年も大切にしますから物理的に、車や冷蔵庫なんかより時間単価が安くなります。 時が経てばたつほど単価が0に近くなるものは、もはや「買い物」とか、「商品」の領域を越えた価値があります。因みに自分の手元に高校時代に買った当時大卒初任給くらいの値段のギターがあります。でもなな、なんと時間単価にすると0.1円にしかなりません。前述の3分で溶ける100円チョコの時間単価は2000円ですから遥かに安い!
ヤマハの管理しているウェブサイトで「マイサウンド」(旧プレイヤーズ王国)というというものがある。これはいろいろな音楽をダウンロードもできるし、音楽の好みの合う人達の交歓の場としても利用できる。ここのもう一つの目玉は自分の唄や演奏をウェブ上にアップできることである。音楽ファイルは容量が大きくメールの添付ファイルではそうそう送れない。ところが10年前頃より、MP3という音楽専用圧縮ソフトが出始めてから扱いが楽になった。まあ音質をほぼ劣化させずに1/8~1/10に容量を圧縮でき、これならば十分メールでのやり取りが可能である。それで素人プレイヤーがたくさん自前の唄や演奏をアップしているが、中には「えっ、これはプロじゃないの?」というすごいのから、宴会中の余興みたいのもあり、レベルはピンキリである。つい半年前、自分もデビューをはたした。まあレベルとしてはピンキリの中間くらいかなあ? でも自分の演奏は雑だなー。