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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

おお、ブルースカイ! あゝ、紺碧の空よ!

2014-01-05 16:08:42 | よしなしごと
 年末に胸骨を痛めたせいで、運動不足で足腰が弱っている。
 そのくせ年末年始は人一倍飲食に精を出すのだから、自慢のモデル体型(?)は崩れっぱなしだ。
 それでこの2、3日は極力暇を見つけて散歩をするようにしている。

 

 年明け以来、今日は最高の日和だ。
 風もないし、この時期にしては温かい。
 何よりも気持ちが良いのは雲ひとつない青空だ。

    
 
 こういうのを日本晴というのだそうだが、トランス・ナショナルな私としてはこれを日本で独り占めするのはもったいない気がする。そういえば、何年か前に観たベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』のあの砂漠の青空もこんなふうだった。

 
 
 いろいろ写真を集めてみたが、撮る際に気になるのは電線である。
 この辺りは田舎なのにやたら多くの電線が走っている。
 縦横無尽の文字通り無政府的で、タテ・ヨコ・ナナメと勝手気ままなのだ。
 それらを避けて、ましてや空を撮るのは大変だ。
 折角のいい被写対象でも、それらが邪魔をして写真にならない。

 

 西の方に伊吹山がきれいに冠雪している。
 写真に収めようとしたがやはり電線に邪魔されて無理なようだ。
 きれいに撮ろうと思えば関ヶ原かせめて大垣ぐらいまで行かねば無理だろう。

 

 今日も含めて、気候からいったらこの地方は穏やかな年明けだった。
 しかし、ご政道向きなどについて言えば昨年以来のいや~な雲行きが続く。
 「空は晴れても心は闇だ(あ、これは確か月だった)」と熱海の海岸でいったのは間貫一だったが、しかし、「驕れる者は久しからず」「天網恢恢疎にして漏らさず」を信じて、めげずにいろいろ学んでゆきたいと思う。

 

 そんなことを考えて歩いていたら頭上を何やら影がかすめた。
 一羽の雀だった。
 ふと、FBの方で「寒雀」というお題で俳句を詠もうとしている人がいたのを思い出した。
 そこで私が一句。


          紺碧の空や孤高の寒雀
コメント (2)
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